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Case Study

【企業】TD SYNNEX株式会社様|ITのプロが認める音の価値、AI時代のビジネスを支える新機軸|IntelliMix Room Kit

April 14, 2026 |
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“Shureの会議室ソリューションは、プロフェッショナルオーディオの高度な音響技術を、標準的なIT技術で扱える点が特長です。TD SYNNEXのポートフォリオにおいて、欠かせないピースだったのです”

TD SYNNEX株式会社 エンドポイントソリューション部門 エンドポイントプロダクト本部 本部長 山之上 満久氏

お客様プロフィール

◎導入事業者
TD SYNNEX株式会社
事業内容:ITディストリビューター
https://jp.tdsynnex.com/ 

◎導入場所
導入場所: TD SYNNEX株式会社 本社 セミナールーム
 

課題

ハイブリッドワークの普及に伴い会議室ソリューションの需要が高まる中、IT事業者にとって「音響」は技術的ハードルが高く、導入・運用が難しいブラックボックスとなっています。ユーザーが求める高い音声品質を、IT技術として提供しにくいというギャップがありました。

ソリューション

TD SYNNEXはShureと戦略的パートナーシップを強化し、「IntelliMix Room Kit」をはじめShureの会議用AV機器の取り扱いを開始しました。自社セミナールームへ同システムを導入し、高度な音声品質を実証・体験できるデモンストレーション環境を構築し、自ら会議やセミナーに活用することでノウハウの蓄積に努めています。

効果

IntelliMix Room Kitを活用することで、リモート参加者の疲労を軽減する“疲れない会議”を実現できました。Microsoft Teams Roomsに準拠したシンプルなシステム構成のため、プロフェッショナルAVの技術をITの知見で導入できるということも実証できました。自らの実体験に基づくノウハウをもって、パートナーとともにエンドユーザーへ高品質な音声環境を提供できる体制が整いました。
 

【スペシャルインタビュー】


IT技術で導入できるShureの高度な音響ソリューション

世界最大級のITディストリビューターとして、100か国以上でビジネスを展開するTD SYNNEXは、単なる製品供給にとどまらず、複数のテクノロジーを組み合わせて最適な価値を提供する「ソリューション アグリゲーター」として日本のIT市場を牽引しています。

近年の同社は、ハイブリッドワークの質を左右するコラボレーション領域に注力しています。Microsoft Teams Roomsに代表される会議室AVソリューションの需要が急増する中で、同社が戦略的パートナーとしてShureとの協業体制を強化しました。

もともとTD SYNNEXとShureはグローバル規模での協力関係にありましたが、日本国内においてもTD SYNNEXがShureの会議室ソリューションの取り扱いを開始。ITとAVの境界が消失しつつある中で、この提携強化は重要な意味を持つと、TD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 本部長の山之上 満久氏は語ります。

casestudy_tdsynnex_jp_1.webpTD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 本部長 山之上 満久氏

「TD SYNNEXは、エンドユーザーの課題を解決するために最適な製品を組み合わせる『ソリューション アグリゲーター』としての役割を担っています。会議室のDXが加速する現在、多くのITリセラーから“音の重要性”を指摘する声が上がっていました。一方で、従来のプロAV機器はITリセラーにとって提供・運用のハードルが高く、ブラックボックスのような領域でもありました。ITの標準的なネットワーク技術を活用しており、ITベンダーが取り扱いやすいShure製品は、当社のポートフォリオを完成させるうえで欠かせないピースだったのです」(山之上氏)

Shureソリューションは、プロオーディオで培ってきた音響技術のみならず、既存インフラとの親和性が高く、複雑な音響設定を簡素化できるIT技術が、ディストリビューターとしての強い確信に繋がりました。ITとAVのギャップを埋め、リセラーも自信を持ってエンドユーザーへ提案できる「高品質な音声基盤」を提供することが、TD SYNNEXの目標でした。

高度な音声基盤がITベンダーの武器となる

企業の会議室ソリューション市場が急拡大し、ITベンダーにとって大きなビジネスチャンスとなっている一方で、現場では音響技術という高いハードルに難儀しています。ネットワーク管理やセキュリティ運用などに精通していても、空間音響の設定や調整は専門外であるためです。

TD SYNNEXが目指したのは、ITと音響のギャップを埋めることです。同社 エンドポイントプロダクト本部 UC&VC部 部長の加藤 寿一氏は、ディストリビューターとしての役割を次のように語ります。

casestudy_tdsynnex_jp_2.webpTD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 UC&VC部 部長 加藤 寿一氏

「会議室ITの現場では、AVデバイスのみでは解決しにくい、高度な管理知見を求められる場面が増えています。音響メーカーとパートナーの間でハブとなり、長年の知見をもってソリューションの提供を支援するのが私たちのミッションです。Shureの製品ラインアップは、プロフェッショナル向けの音響技術を、扱いやすいIT市場へと転換しています。私たちは、単なる導入支援だけでなく、運用フェーズも含めた一気通貫のサポートを提供し、ITリセラーが安心してビジネスを拡大できる土壌を整えていきたいですね」(加藤氏)

従来の会議室システムは、主に映像の機能が注目されがちでした。ところが、コロナ禍を経てオンライン会議の重要性が増すにつれ、音響の品質が見直されるようになっていったのです。

「Shureの優れた音響技術は、ITベンダーにとって強力な付加価値になります。当社はShureと協力しながら、ソリューションを体感できる環境を整えました。その音声品質を実感すれば、エンドユーザーへ自信を持ってソリューションを提案できるはずです。私たちはパートナーと協力しながら、会議室における音の重要性を日本市場に浸透させていきたいと考えています」と、TD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 UC&VC部の奥山 椋太氏は強調します。

casestudy_tdsynnex_jp_3.webpTD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 UC&VC部 奥山 椋太氏 

高い音声品質が実現する“疲れない会議”

TD SYNNEXは、自社のセミナールームへ「INTELLIMIX ROOM KIT 70」を導入しました。パートナーがソリューションを体験できるショールームであると同時に、ユーザーとして活用しながら価値を体験し、ノウハウを蓄積するための環境です。

casestudy_tdsynnex_jp_imxrkt70.webpIntelliMix Room Kit70は、MXA902シーリングアレイスピーカーホンが2台、IntelliMix Roomオーディオプロセッシングソフトウェア搭載ミニPC、タッチパネル、カメラなど、Microsoft Teams Rooms構築に必要なものがすべて含まれている

同社のスタッフは、導入以来、INTELLIMIX ROOM KITを日々の会議やセミナーで積極的に活用しています。その中で実感したのは、リモート参加時の疲労感が違うということでした。従来の音響機器は声を聞き取りにくく、常に発言に集中しなければならず、内容を聞き直すこともありました。現在は「対面で話しているのと変わらない」ようすで会話が進み、会議後にあまり疲れなくなったというのです。TD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 UC&VC部の大町 文博氏は、実運用における柔軟性を次のように評価します。

casestudy_tdsynnex_jp_4.webpTD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 UC&VC部 大町 文博氏

「セミナールームでは、用途に合わせて座席レイアウトを変更することがあります。天井に設置した「MXA902」は、部屋全体の声を確実に収音しつつ、リモート参加者へクリアな音声を届けることができます。当社では、これに MXW neXt 2 を組み合わせることで、ハンドマイクを使った講義がより行いやすい環境を整えました。さらに、IntelliMix Room Kit に含まれるミニ PC には、Shure のソフトウェア DSP「IntelliMix Room」があらかじめインストールされています。これにより音声処理はもちろん、ワイヤレスマイクなどを併用する場合でも、トラブルを心配することなく安定した運用が可能です。」(大町氏)

casestudy_tdsynnex_jp_6.webp2本のワイヤレスマイクを使えるアンテナ・充電器・プロセッサーを内蔵した、MXW next 2を会議用途に応じて併用(写真左)

また、TD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 UC&VC部の北村 亮人氏は、ITエンジニアリングの視点から、システム構成がシンプルで導入のハードルを大きく下げている点を評価します。

「従来の会議室向けハイエンドAVソリューションは、複数の機材を複雑に組み合わせる必要があり、ITエンジニアの領域とは言えませんでした。IntelliMix Room Kitは、パッケージ構成が非常に分かりやすく導入や設定も非常に容易です。私たちも自ら設置を経験したことで、高品質でありながらITの延長線にある音響ソリューションだと確信しています」(北村氏)

casestudy_tdsynnex_jp_5.webpTD SYNNEX エンドポイントプロダクト本部 UC&VC部 北村 亮人氏
 
AIのビジネス活用、高品質な音声で成功を届けたい

TD SYNNEXがShureとの協業を強化する背景には、会議室音響の強化だけでなく、急速に普及する「AI技術」の活用があります。

近年は、議事録作成やリアルタイム翻訳など、生成AIを活用したコミュニケーション支援が注目されています。この技術が真価を発揮するには、入り口である音声品質が要となります。

「今後の企業活動において、AIは欠かせない存在になります。どんなに優れたAIであっても、入力される音声情報が不明瞭であれば、正確な文字起こしも翻訳も実現できません。AIソリューションの成否は、“音”が握っているのです。TD SYNNEXは、AI活用を推進する『Destination AI』という戦略を掲げています。Shureの高品質な音声基盤は、この戦略において重要な要素となると考えています」(山之上氏)

世界最大級のディストリビューターとして培ってきたTD SYNNEXのIT知見と、Shureの比類なき音響技術が融合することで、日本の会議室は単なる「対話の場」から、AIが価値を創出する「知的なワークスペース」へと進化を遂げようとしています。

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導入製品
IntelliMix Room Kit 70 × 1
MXW neXt 2 × 1
 

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