【大学】東京電機大学様|30教室の音響設備を更改、工事不要でも音質を大幅改善|Microflex Wireless neXt 2

“neXt 2は工事が不要で、導入にかかる費用や期間を削減できました。音声品質が高く、電池の持ちもよく、簡単に使えるのもよい点です。導入後の問い合わせはゼロ、運用負担も大幅に軽減されています。ぜひ長く利用し続けたいですね”
東京電機大学 総合メディアセンター(運用担当) 課長 加藤 貴仁氏
お客様プロフィール
◎導入事業者
東京電機大学
事業内容:教育機関
https://www.dendai.ac.jp/
◎納入事業者
Totsu株式会社
https://totsu.jp/
◎導入場所
導入場所: 東京電機大学 東京千住キャンパス(22教室)、同キャンパス(8教室追加)
竣工日:2025年初頭(22教室)、2025年夏(8教室)
課題
東京電機大学では、東京千住キャンパスの開設から10年以上が経過し、音響設備の性能に課題が見られるようになっていました。より高品質な音声環境を提供するため、更新が求められていました。機器・技術の選定にあたっては、電波の混信や雑音の問題のほか、工事負担の肥大化も課題視されました。また、夜間まで授業が続くため、マイクの電池の持ちも課題の1つでした。
ソリューション
解決策として注目されたのがShureの「Microflex Wireless neXt 2」です。1.9GHz帯の電波で100チャンネル以上を同時利用でき、混信や雑音の問題はほとんど発生しません。コンパクトな筐体に受信機能が内蔵されており、アンテナ工事は不要です。Totsuの支援で検証したところ、大講義室の教卓の陰に本体を置いた状態でもクリアに収音できることが確認できました。ハンドマイクは満充電で39時間、ピンマイクは17時間使用でき、USBで充電しながら利用することすら可能です。
効果
東京千住キャンパスでは、2025年初頭に22教室、夏に8教室へneXt 2を導入しました。音声品質は大幅に向上し、クレームは一切なくなりました。マイクを持つだけで利用できる簡易さで、電池切れも発生せず、問い合わせはゼロになりました。利用者からは音が聞き取りやすいという声も寄せられています。Shureの音響技術は高く評価されており、埼玉鳩山キャンパスにneXt 2の追加導入されるほか、ホールの改修に合わせてShureソリューションを採用する計画です。
【スペシャルインタビュー】
“実学”を重視し、技術で社会に貢献する人材を育成
東京電機大学は、1907年に創設された電機学校を起源とする理工系総合大学です。「実学尊重」を建学の精神とし、「技術は人なり」を教育・研究理念に掲げ、技術で社会に貢献する人材を育成してきました。工学部、工学部第二部、未来科学部、システムデザイン工学部、理工学部の5学部を擁し、約1万名の学生が学んでいます。
東京・北千住駅前の東京千住キャンパスは、2012年に神田から移転して開設されました。
キャンパス全体がエコを重視した造りとなっており、3つの校舎では世界初となる連結縦型蓄熱槽を用いた蓄熱システムを採用し、エネルギーの有効活用と電力供給のバランスの改善を実現しています。新技術を用いた断熱効果の高い高性能窓システム、省エネルギーの変動微風空調システムなど、最先端の技術が随所に適用されています。
さらに同キャンパスは、それ自体が学習や研究の対象となっている点も特徴的です。例えば、複数の建屋で免震・制震・耐震という異なる構造を採用しており、学生が地下のダンパーなどを実際に見学できます。
ものづくりセンターや分析センターといった実習施設も充実しています。企業連携で運営されているものづくりセンターでは、学生が講習を受ければレーザー加工機など高度な機械を使用でき、実際に手を動かして技術を磨くこともできます。
「コロナ禍を経てハイブリッド授業が定着する中、端末のアクセスが集中してもネットワークが途切れない環境が重視されています。本学の総合メディアセンターでは、常に最新の技術や製品を採用し、ITの発展に合わせて学習環境を整備・強化していくことに注力しています」と、東京電機大学 総合メディアセンター(運用担当) 課長の加藤 貴仁氏は述べています。
東京電機大学 総合メディアセンター(運用担当) 課長 加藤 貴仁氏
音響環境を刷新、工事負担を抑えた大規模アップデート
東京千住キャンパス開設から10年以上が経過し、総合メディアセンターでは音響設備の刷新を検討しました。長年の利用により音声品質に課題が生じていたため、改善が必要な状況でした。
また都市部キャンパス特有の課題として、電波混信の問題も深刻でした。北千住駅は利用者が非常に多く、オフィスビルも多いことから、さまざまな電波が飛び交う環境です。従来は一般的な800MHz帯のワイヤレスマイクを使用していましたが、雑音が入ったり混信したりすることがありました。また、授業内容の機密性を保つ必要もあり、外部から盗聴されないシステムを求めていました。
最大の懸念は、多数の教室でマイクを更新するのに伴う工事の負担でした。一般的なワイヤレスマイクシステムでは、各部屋にアンテナを設置する工事が必要となり、工事期間とコストが膨大になります。また工事は授業のない休業期間しか実施できないため、できるかぎり工期を短縮する必要もありました。
さらに、従来のマイクは充電池の使用可能時間に起因する運用負担も課題でした。東京電機大学には夜間の工学部第二部もあり、授業は21時半近くまで続きます。そのため朝から使用していたマイクの電池が切れてしまい、対応に追われるケースが頻発していました。東京電機大学 総合メディアセンター(運用担当) 兼 インスティテューショナル リサーチ センターの松本 賢治氏によれば、「先生から『マイクが使えない』という連絡があって、駆けつけると電池切れだったということがよくありました。単三形の充電池を常に用意しておく必要があるなど、運用の負担も課題でした」と振り返ります。
東京電機大学 総合メディアセンター(運用担当) 兼 インスティテューショナル リサーチ センター 松本 賢治氏
こうした課題を解決すべく、東京電機大学は音響設備全般を支援するTotsuに相談しました。Totsuの吉野太揮氏は各メーカーの製品を検討した結果、Shureの「Microflex Wireless neXt 2」(以下 neXt 2)を提案しました。1.9GHz帯を採用するneXt 2であれば100チャンネルを同時に利用でき、通信もAES-256暗号化技術で保護されています。電池の持ちもよく、同学にとって最適なソリューションと考えられました。
neXt2の最大の特長は、コンパクトな本体に受信機能が内蔵されているため、外部アンテナを設置する必要がない点です。しかし東京電機大学としては、本当に電波が部屋のすみずみまで届くかどうかが懸念されます。そこで吉野氏らは、最大250名を収容できる大教室でデモンストレーションを実施しました。
「専用のアンテナを設置せずに利用できるかどうかという不安はありました。しかし、最も広い教室で教卓の陰に本体を置いた状態でも、クリアに音声を収音できたのです。これで自信を持って提案できると感じました」と吉野氏は振り返ります。
Totsu株式会社 営業部門 首都圏営業本部 文教営業部 吉野 太揮氏
東京電機大学がneXt 2を採用した決め手の1つは、電池の課題を解決できる点でした。neXt 2のハンドマイクは満充電で39時間、ピンマイクは17時間も使用することができます。日中の授業で充電を忘れてしまったとしても、夜間の授業の際にも問題はなく、仮に充電が切れてしまったとしても、Type-Cケーブルを差すことで充電しながら利用できます。また、マイク本体のディスプレイに残り使用時間が表示されるため、安心して使うことが可能です。
使いやすさもメリットの1つです。neXt 2は、マイクを持ち上げるだけで電源が入り、本体と自動でリンクされます。以前はマイクをシステムとリンクさせる作業が必要のため、利用者へのレクチャーが必須でした。
「手に取ればすぐに使えるというマイクは、ほんとうにストレスがなくてよいですね。操作を意識する必要がないため、授業に集中できるようになったと思います」(松本氏)
利便性と音声品質の向上に大満足、運用負担も軽減
東京電機大学では、2025年初頭に22教室、夏に8教室へneXt 2を導入しました。各教室にはハンドマイクとピンマイクをセットで配置しており、普段の講義で活用されています。同学の特徴としては、教育課程の実習で利用されている点です。実際の教育現場では、ハンドマイクを利用する場面も多い一方で、タブレットを操作する授業ではピンマイクが選ばれることがよくあります。こうした使い分けを学生のうちに体験できる点は、実学を重視する同学ならではの特徴です。
ハンドマイクとピンマイクなど自由に組み合わせることができる、neXt 2
音声品質は大幅に向上し、クレームは一切なくなりました。電池切れの問い合わせもゼロになり、運用負担が大きく軽減されました。利用者からも、音が聞き取りやすいという声が寄せられています。
今後、東京電機大学では、2026年に埼玉鳩山キャンパスの7教室にもneXt 2を導入する計画です。さらに同年、埼玉鳩山キャンパスのプレゼンテーションホールと東京千住キャンパスの100周年ホールの改修に合わせて、Shureのデジタルワイヤレスシステム「ULX-D」を導入する方針です。
また同学では、2026年度から両キャンパスを結ぶオンライン講義を本格的に開始する計画です。オンライン授業は、授業内容をしっかり伝えるために音声品質が非常に重要です。Shureソリューションであれば、遠隔地のキャンパス間でもクリアな音声を届けられることが大いに期待されています。
「TotsuとShureは、デモンストレーションからフットワーク軽く、迅速な支援を提供してくれました。Shureの音響ソリューションは、長く利用していきたいと考えています。多数の機器を安定的に利用できるように、強力なサポート体制を維持してくれると非常に助かります」(加藤氏)
左から、Totsu株式会社 営業部門 首都圏営業本部 文教営業部 吉野 太揮氏、東京電機大学 総合メディアセンター(運用担当) 兼 インスティテューショナル リサーチ センター 松本 賢治氏、総合メディアセンター(運用担当) 課長 加藤 貴仁氏
導入製品
Microflex Wireless neXt 2 ×30









