【大学】青山学院大学様|20教室のマイクを誰もが迷わず使えるシステムへ刷新、高品質なハイブリッド授業を実現|Microflex Wireless neXt 2

“教室のマイクで話しはじめるだけで、オンライン側にもクリアな声が届く。特別な準備をしなくても、誰もが簡単に使える点がneXt2の利点の1つです”
青山学院大学 情報メディアセンター 教授 内野文貴氏
お客様プロフィール
◎導入事業者
青山学院大学
事業内容:教育機関
https://www.aoyama.ac.jp/
◎納入事業者
株式会社映像システム
https://www.eizo-system.co.jp/
◎導入場所
導入場所:青山学院大学 青山キャンパス/相模原キャンパス
課題
青山学院大学のPC教室では、従来から赤外線マイクを利用していましたが、受光部の死角が大きく、講義中に声が途切れるトラブルが頻発していました。電波式マイクを採用した教室でも、外部施設との混線という別の問題が発生。ハイブリッド授業を支援できる音響設備の強化も急務となっており、複合的な課題を解決できる高品質な音響システムが求められていました。
ソリューション
Shureのデジタルワイヤレスマイクシステム「MXW neXt 2」は、アンテナ・充電・DSPを1つの筐体に集約したオールインワン設計で、配線が不要なため短工期で導入しやすく、利用者も扱いやすいという点が高く評価されました。2025年に青山のPC教室7教室に先行導入し、音声品質や安定性など検証結果も良好。2026年には相模原のPC教室13教室にも導入し、計20教室でneXt 2への一本化を実現しました。
効果
筐体からマイクを取って話し始めれば、教室内のスピーカーからクリアな音声が届けられます。ハイブリッド授業でも複雑な音響設定は不要で、授業開始前準備の手間が大幅に軽減されました。誰でも簡易なマニュアルのみで利用でき、稼働開始から数か月、マイクに関する問い合わせはありません。Shureの技術は高く評価されており、さまざまな講義形態にマッチする技術や製品の強化に期待を寄せています。
【スペシャルインタビュー】
音響設備の課題とニーズ、オンライン授業の支援も
青山学院大学は、1874年にアメリカ・メソジスト監督教会の宣教師によって築かれた3つの学校を源流とする、キリスト教主義の総合大学です。「地の塩、世の光」をスクール・モットーに掲げ、2024年には創立150周年を迎えました。東京都・渋谷区にある青山キャンパスと、神奈川県相模原市にある相模原キャンパスが設置されています。
両キャンパスの最先端の教育・研究システムを支えているのが情報メディアセンターです。学内のICTインフラの導入・運用に加え、両キャンパスに設置されたサポート窓口を通じて、教職員や学生からの問い合わせにもきめ細かく対応しています。
情報メディアセンターでは、両キャンパスのPC教室に設置されたPCやAV設備の構築・運用を担っています。10年ほど前にAV設備の全面的な更改を行ってから、経年劣化した機器を順次更新するという方針で運用してきましたが、オンライン/ハイブリッド授業の需要が増すにつれ、既存のマイクシステムの課題が大きくなっていました。
「もともと赤外線方式のマイクを利用していました。教室内には4~6個の受光器を設置していますが、どうしても死角が生まれてしまいます。学生の間を歩きながら講義する先生は、ところどころで声が途切れてしまうことを不満に感じていました。またある先生は、マイクの赤外線送信部分を手で覆ってしまい、音声が届かなくなるトラブルを体験していました」と、青山学院大学 情報メディアセンターの内野 文貴教授は振り返ります。
青山学院大学 情報メディアセンター 内野 文貴教授
一方で、電波式のマイクを採用していた他の教室では、外部で利用されていたマイクスピーカーシステムの電波が混線し、教室内に外部の声が響くという事象が発生していました。つまり、単に無線方式を置き換えればよいということではなく、双方の課題を解決するような高品質なマイクシステムが必要だったのです。
さらに青山学院大学では、ハイブリッド授業への対応強化も目標の1つでした。従来の設備では、教室に備え付けのマイクやスピーカーを使ってハイブリッド授業を行うことが難しく、教員が自分のノートブックPCを持ち込んで対応するケースが常態化していました。
「教卓のPCでWeb会議システムに入り、教室のマイクで話せば、オンライン参加者にもクリアな音声が届き、教室のスピーカーでも拡声される――そうした誰でも迷わず、わざわざ準備せずに利用できる音響システムがほしい。それが私たちの希望でした」と内野氏は述べています。
また青山学院大学 情報メディアセンター 丸山 広准教授も、オンライン対応の重要性を説きます。「コロナ禍以降、体調不良などで登校できない学生からオンラインで授業を受けたい、オンデマンド用の授業録画がほしいという要望が増えました。しかし先生方が個別に準備して応えるのは困難です。そこで私たちが、オンライン授業のさまざまなニーズへ柔軟に応えられる環境を整備しておくべきだと考えていました」

青山学院大学 情報メディアセンター 丸山 広准教授
コストパフォーマンスが高く、音声品質も安定性も優れるneXt 2
赤外線式マイクの死角や電波式マイクの混線、ハイブリッド授業への対応強化といった課題に対し、AV設備の選定・構築を支援していた映像システムは、Shureのデジタルワイヤレスマイクシステム「MXW neXt 2」に注目しました。
「neXt 2は、電波を受信するアンテナ機能とマイクを充電する機能、さらにエコーキャンセラーやノイズリダクションなどのDSP機能を、1つの筐体に集約したオールインワンのシステムです。ハードウェアが少なく、アンテナの設置や配線が不要で、設置数が多いほどコストパフォーマンスが上がります。青山学院大学のように多数の教室を抱える環境にこそ、neXt 2が生きると考えました」と、映像システム 営業統括1部1課の工藤 一輝氏は述べています。

映像システム 営業統括1部1課 工藤 一輝氏
PC教室のリニューアルは複数の工事が並行して進められますが、AV機器の設置は性質上、工程の最終段階に限られます。しかも入試期間とも重なっていたため、映像システムに与えられた期間は極めて短いものでした。アンテナの配線工事が不要なneXt 2は、最小限の工期の中でも導入しやすいソリューションだったのです。
さらに、もともと青山学院大学では2025年3月に、青山キャンパスのPC教室で先行的・試験的にneXt 2を導入していました。
「他社にはない新しい技術・製品であったということもあり、従来の赤外線マイクと併用しながら、どこまで任せられるのかを見極めていきましたが、音声は非常にクリアで安定性も高いというよい結果が得られました。教室の多い環境では、電波干渉を避けるために赤外線方式が選ばれがちです。ところがneXt 2は、1.9GHz帯のDECT方式を採用しながらもコンパクトな製品にまとめられており、特に大学のような環境では重要なメリットだと考えています。そこで今回のPC教室リニューアルに合わせて音響設備をneXt 2へ一本化する方針を提案し、採択していただきました」と、映像システム 設計統括部 マイスターの岡部 修久氏は振り返ります。

映像システム 設計統括部 マイスター 岡部 修久氏
利用者が悩まない音響設備でハイブリッド授業も高品質に
青山学院大学は、青山キャンパスの7教室(2025年3月に先行導入)、相模原キャンパスの13教室、合わせて20のPC教室にneXt 2を設置しました。2026年春ごろから利用を開始し、新年度から本格的な講義での活用がスタートしています。
現在、ハイブリッド授業での利用が定着しています。内野氏は「私の場合、青山・相模原の両キャンパスをWeb会議システムでつないだ授業で活用しています。設定の手間をかけることなく、教室のneXt 2マイクで話すだけでオンライン側にもクリアな声が届きます」と述べています。Web会議システムで録画設定をしておけば、講義の映像・音声を配信システムと連携する仕組みを設けており、クリアな音声でオンデマンド視聴できます。

PC教室に導入されたneXt 2
neXt 2は利用が容易ということもあり、切り替えにともなう教職員・学生向けの準備は軽微で済みました。映像システムが、管理者向けのレクチャーを実施し、簡素なマニュアルを提供したのみです。
「利用者向けのレクチャーは情報メディアセンターの役割だと思っていましたが、実はほとんど必要ありませんでした。マニュアルをちょっと見るだけで、迷わずに使えているようで、稼働から数か月、マイクへの問い合わせは1つもありません。バッテリーも保ちがよく、ほとんど意識されないほどですね」(内野氏)
映像システムのサポート体制についても、内野氏は高く評価しています。内野氏は、映像システムの10年近い支援体制で積み重ねてきた信頼が、今回のリプレイスにおいてもスムーズな導入につながったとしています。
また将来展望について、丸山氏は「教室内にテーブルを並べ、6名ほどのハドルルームを作って行うグループワークの授業があります。この授業でオンライン対応のニーズが高まっています。そこで隣の議論の声に影響されず、狭いエリアの声を的確に拾えるような、指向性の高いマイクがほしいと考えています」と述べ、大学の利用環境にマッチするような技術や製品の強化に期待を寄せています。

導入製品
Microflex Wireless neXt 2 ×20









