Case Study

【企業】くら寿司株式会社様|会議の音声品質が劇的に改善、自然な議論を促進|MXA920、Microflex Complete Wireless

January 14, 2026 |
casestudy_kura_top_jp.webp

“Shureのソリューションによって、音声品質の課題は劇的に改善しました。Web会議も室内拡声も、高い満足度を実現しています。シンプルな使い勝手でマイクを意識せずに利用でき、管理者の負担も低減しています”

くら寿司株式会社 執行役員 テクノロジー本部長 橋本 大介氏

お客様プロフィール

◎導入事業者
くら寿司株式会社
事業内容:回転寿司チェーンの運営
https://www.kurasushi.co.jp/

◎納入事業者
VTVジャパン株式会社
https://www.vtv.co.jp/

◎導入場所
導入場所: くら寿司株式会社 本社 役員会議室・大会議室

casestudy_kura_exterior_jp.webp  

課題

くら寿司では、役員会議室で行われる海外拠点を含めたWeb会議の音声品質に課題がありました。複数の役員から「声が聞き取りにくい」「ストレスを感じる」という指摘を受けていました。また広い大会議室においても、室内の声が聞きにくいという同様の課題がありました。天井が高いため音声が伝わりにくいうえ、パーティションで可変サイズになっていることからマイクの設置方法にも制限があったのです。

ソリューション

役員会議室には、収音性に優れ、マイクを意識せずに会話できるシーリングアレイマイクロホン「MXA920」が採用されました。室内に配線がなく、準備の手間も不要です。大会議室には、20台のワイヤレス会議システムの「Microflex Complete Wireless(MXCW)」が採用されました。マイクとスピーカーの一体ユニットに充電池を装着し、参加者のテーブルに設置するだけの利便性が選定ポイントとなりました。

効果

MXA920の採用によって、役員会議室の音声品質は劇的に改善されました。ストレスを感じていた役員にも好評です。広い大会議室ではMXCWが活躍しており、会議参加者全員の声がクリアに聞こえます。Web会議の参加者にもクリアな音声を届けられており、自然に会話へ参加できるようになったと好評です。発声を検知して自動的にマイクをオンにするハンズフリーモード機能が有用で、MXCWでもマイクを意識せずに済み、議論が活性化しています。
 

【スペシャルインタビュー】


高い音声品質がグローバル展開を支援、会議のストレスが解消

くら寿司は、国内約550店舗を展開する回転寿司チェーンとして親しまれています。北米や台湾などにも積極的に出店しているほか、2025年の大阪・関西万博でも人気を博し、“世界のくら寿司”としても知られはじめています。その成長を支えるポイントの1つが、四大添加物を使わない食品へのこだわりです。20年以上にわたって品質を重視した経営を継続しており、安全・安心な食事の提供に注力しています。

くら寿司はIT・デジタル技術の活用にも積極的で、同社テクノロジー本部が先端技術の応用をけん引しています。2000年ごろにセガと共同で開発した注文システムは、現在ではあたりまえになりつつあるタッチパネル注文の先駆けでした。現在は内製で継続的に改良を重ねており、AI技術も活用して開発スピードを高め、変化に対応できる体制を整えています。

「飲食業界では珍しく、当社はテクノロジー本部のスタッフによる内製にこだわっています。自ら開発した成果物が、実際の店舗でお客様や店員に利用してもらえるのは実に楽しいものです。エンジニアの獲得・育成にも、前向きに取り組んでいます」と、くら寿司 執行役員 テクノロジー本部長の橋本 大介氏は述べています。
 

casestudy_kura_1_jp.webpくら寿司 執行役員 テクノロジー本部長の橋本 大介氏

くら寿司の積極的なIT投資は、社内のコミュニケーション環境にも及んでいます。世界に店舗を展開、海外を含めて複数の事務所を設置している同社にとって、Web会議システムは非常に重要なツールです。橋本氏によれば、同社では10年ほど前からスピーカーホンなどを活用して、Web会議を活用していました。しかし近年、音声品質や接続性の問題が顕著になっていたのです。

橋本氏はあるとき、経営会議に参加していた役員から「ストレスを感じる」と接続性の悪さを指摘されたのです。そこで同氏は、映像・音響の利活用を支援するVTVジャパンに相談すると、利便性や安定性が非常に高く、最高品質の音声を実現できるソリューションとしてShureのシーリングアレイマイクロホン「MXA920」を紹介されました。VTVジャパンはShureと連携し、すぐに実際の役員会議室でデモンストレーションを実施し、橋本氏はその能力を高く評価していました。「経営陣も音声品質の改善が急務と捉え、音響設備にしっかり投資すべきと判断して、MXA920の導入を決断したのです」(橋本氏)

MXA920の導入効果は明らかでした。以前は“ストレスを感じる”と言っていた役員は、「劇的に変わった。すごく良くなった」と高く評価してくれました。

天井設置型のMXA920は、役員会議室内の配線を不要にし、会議の準備や片付けの手間の軽減にも寄与しました。ケーブルの不調などのトラブルもなく、マイクを意識せず自然な議論が活性化したとの評価です。橋本氏は、この成功をもって、より大きな課題の解決へ向けて動き出しました。

casestudy_kura_boardroom_jp.webp天井にMXA920が2台設置された、役員会議室
 
天井の高い会議室、手元で声が聞こえるMXCWが活躍

もう1つの課題は、数十名を収容できる広い大会議室の音響でした。この部屋は天井が非常に高く、声が伝わりにくいという問題がありました。感染症対策として参加者の距離を確保するため、この大会議室で役員会議を行うようになると、この問題が顕著になったのです。

「ハンドマイクも試してみましたが、やはり議論しにくいのです。また、プロジェクターが見にくいため各テーブルにディスプレイを設置したところ、さらに声が届きにくくなってしまいました。こちらもMXA920を設置しようという意見もありましたが、天井が高すぎて適さないのです」(橋本氏)

そこで橋本氏が注目したのが、Shureのワイヤレス会議システム「Microflex Complete Wireless(MXCW)」でした。このシステムは、グースネックマイクとスピーカーを搭載した会議ユニットとアクセスポイントで構成され、会議ユニットを参加者の席に設置するだけで利用できます。会議ユニットは、参加者の発声を検知して自動的にマイクをオンにするハンズフリーモード機能の精度が高く、マイクをON/OFFする動作なしに話せる点も決め手の1つでした。

「MXCWを選定する決め手になったのは、参加者の手元で声が聞こえるという点ですね。会議室に設置するような大型の外部スピーカーよりも声が自然に聞こえますし、ケーブル配線や調整も不要で、管理者としてのメリットも大きいと感じました。」(橋本氏)

casestudy_kura_mxcw_jp.webpマイクスピーカー一体型のMXCWは、バッテリーフル充電で11時間以上の連続使用が可能

まず、数台の試用機を実際の経営会議で試してみたところ、小さな発声でもよく届き、経営陣から高い評価を受けました。

くら寿司では、当初の予定から大幅に導入台数を拡大し、20台のMXCWを運用しています。小型のカートに充電台やアクセスポイントをまとめており、用途に応じて別の会議室へ持ち運んで利用できるという柔軟性の高さも、橋本氏は評価しています。

casestudy_kura_mxcw_system_jp.webp可搬式ワゴンに収納された、MXCW会議システム

シンプルな使いやすさに高い満足度、さらなる議論の活性化へ

すでにくら寿司の会議では、高品質なマイクの利用が当たり前になっています。MXA920とMXCWを採用した両会議室では、音質に関するクレームは一切なくなりました。

「Shureのソリューションは、シンプルに利用できるためマニュアルいらず、教育コストがほとんどかからないという点は管理者にとって大きなメリットです。私たちもお客様やスタッフへ提供するシステムはシンプルが第一と考えており、Shureのコンセプトに共感を覚えます」(橋本氏)

MXA920もMXCWも、音量などの設定変更に専用のツールを必要とせず、Webブラウザから操作できます。高度な技術力は不要で、橋本氏が自ら管理できる点も評価ポイントに数えられています。

また橋本氏は、VTVジャパンとShureが強固に連携し、くら寿司の課題解決に向けて高い理解力で取り組んでくれたと評価しています。特にデモでは、多様な方式とテストを実施でき、ソリューション選定に大きく寄与したとのことです。

「Web会議は、リモート参加者がよそ者扱いになりやすい環境です。この問題を払拭し、公平に議論へ参加できる環境を整えていきたいと考えています。Shureのマイクによって、音声品質については実践できていると考えています。Shureの新しい技術や製品を積極的に検討し、リモートワークやオンライン商談を含めた全社的な音声品質の課題を解決していきたいと考えています」(橋本氏)

casestudy_kura_2_jp.webp
 

導入製品
MXA920 × 2
Microflex Complete Wireless ×20
P300 x 3
 

Shure(シュア)の事例・製品に関するお問い合わせはこちら

関連製品とアクセサリー