Case Study

【企業】株式会社ソーシャルインテリア様|オフィスのアイデアを発見できるTHE MUSEUM、高品質な音響も重要な要素|MXW neXt2  

June 04, 2025 |
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“新しいオフィスや働き方を提案するTHE MUSEUMにおいて、音響設備も重要な要素の1つです。高い音声品質や運用しやすい設備という点で、Shureのソリューションは非常に優れています”

株式会社ソーシャルインテリア 事業企画部 THE MUSEUM 運営責任者 西村 早貴氏

お客様プロフィール

◎導入事業者
株式会社ソーシャルインテリア
事業内容:家具・家電のサブスクリプションサービス、オフィス構築支援、家具什器受発注プラットフォーム
https://corp.socialinterior.com/

THE MUSEUM
https://socialinterior.com/the-museum/

◎導入場所
導入場所:THE MUSEUM
竣工日:2025年3月

課題

ソーシャルインテリアが運営するオフィス兼ショールーム「THE MUSEUM」では、セミナーなどのイベントを定期的に開催しています。インテリアと同様に、イベントで利用する音響設備も高い品質を求め、Shureのアナログワイヤレスマイクを利用していました。しかし、イベントによってはマイクが不足することもあり、設置や利用が容易で高品質なマイクシステムの拡充を検討していました。

ソリューション

Shureのオールインワン・ワイヤレスマイクロホンシステム「MXW neXt2」を導入。アクセスポイントやプロセッサー、充電器が一体化されたベースユニットは、Ethernetケーブル1本でオーディオ接続が可能であり、大がかりな設置工事を必要とせず、THE MUSEUMの洗練された空間にマッチします。利用者はマイクをベースユニットから持ち上げるだけですぐに使えるため、操作説明を必要としない点も高く評価されました。

効果

MXW neXt2は、日常的に開催されるセミナーなどで、高い安定性と利便性を発揮しています。細かな音響調整やバッテリー管理などの運用が不要で、登壇者がマイクの利用に悩むこともなく、ノイズなど音声トラブルも発生していません。声が聞き取りやすい・クリアに伝わるという音響設備は、THE MUSEUMの重要なオフィス体験の1つとなっています。

【スペシャルインタビュー】

オフィスと働き方の博物館、リアルな体験から発見するアイデア

ソーシャルインテリアは、画期的な家具・家電オフィスと働き方の博物館、リアルな体験から発見するアイデアサブスクリプションサービス「サブスクライフ」を2018年にスタートし、現在ではオフィスづくりをまるごとサポートする「オフィス構築支援」や家具什器選定・発注を支援する「業務管理クラウド」など、個人ユーザーからプロフェッショナルまで幅広く支援するサービスを提供しています。

同社は家具・什器をただ提供するのではなく、人と空間の関係性に着目し、働き方そのものをデザインすることを目指しています。「インテリアの世界を変える、インテリアで世界を変える」をミッションに、新しいユニークなサービスを提供して、オフィス環境の革新に取り組んでいます。

そのコンセプトを体現する新たな取り組みの1つが、20249月にオープンした法人向けショールーム兼オフィス「THE MUSEUM」です。約60のインテリアブランドが共創する形で構成された施設で、多様な組み合わせによる画期的なアイデアが詰め込まれています。エントランスラウンジから執務エリア、会議室やパントリーなど、多様なオフィスシーンを想定した空間が広がっており、訪れた人は実際に働く環境としてのオフィスのあり方を体感できます。

「THE MUSEUMでは、単に家具や什器を見せるのではなく、シーンに応じた家具の組み合わせやレイアウト、会議システム、さらには照明や音、香りといった多様な要素を含めて提案しています。たとえば“作業に集中する場”と“アイデアを話し合う場”とでは、空間の雰囲気がまったく異なります。その違いを実際に体験していただけるショールームです」と、ソーシャルインテリア THE MUSEUMの運営責任者を務める西村 早貴氏は述べています。
 

JP Conferencing Case Study_Social Interior_1.webp株式会社ソーシャルインテリア 事業企画部 THE MUSEUM 運営責任者 西村 早貴氏

来場者の多くは、オフィスのリニューアルや移転を検討している企業担当者です。明確な方針がなく、何から検討すればいいかわからないというお客さまも少なくありません。THE MUSEUMではそうした来訪者に対して、設備を案内しながら「どんな働き方をしたいのか」「自社らしい空間とは何か」といった対話を重ね、課題の言語化やアイデアの着想を支援しています。実際、自社にマッチする部分を発見し、満足して帰られる来訪者も多いとのことです。

THE MUSEUMでは、家具のブランドやレイアウトなどを定期的に更新しており、再訪問のたびに新たな発見があるでしょう。また毎週のようにイベントを開催しており、ただ「見るだけ」で終わらない、学びや交流の場としても機能しています。

「家具そのものの比較ではなく、こんな空間の作り方もあるという気づきを得ていただくことが、私たちの狙いです。私たち自身がここで働いているからこそ、空間の使い方やシステムの運用など実感を交えてご案内できるのが強みだと思います。働き方を体感するという視点から入ることで、漠然とした悩みが少しずつ輪郭を持っていく。そんなきっかけを得られるTHE MUSEUMでありたいと考えています」(西村氏)

コンパクトで高品質、多様なイベントにマッチするオールインワンシステム

THE MUSEUMの広いラウンジでは、社外向けのセミナーやトークイベント、社内の全社会議など、多様に活用されています。大型スクリーンや音響設備を用意しており、週に一度は何らかのイベントを開催しています。ソーシャルインテリアでは、こうしたシーンで活用する「音」もオフィスを構成する要素として重視しており、家具・什器と同様に高品質な音響設備を選定し、お客さまへアイデアの1つとして提案しています。

「開設当初からShureのアナログワイヤレスマイクを使用しており、高い音声品質に満足していました。ただ、登壇者の多いイベントなどでは、ハンドマイクが不足する場面もありました。参加者が取り回して使うのはスマートではありません。高品質で柔軟性が高く、運用しやすい機器の拡充を検討していました」(西村氏)

THE MUSEUMでは、社外からゲストを招くイベントも頻繁に開催されています。そのため誰でも迷わず操作でき、スタッフのセッティングやメンテナンスの手間を減らすことのできる音響設備は、運営効率を高めるうえでも重要でした。

このときシュア・ジャパンから提案されたのが、オールインワンワイヤレスマイクロホンシステム「MXW neXt2」です。アクセスポイント/オーディオプロセッサー/充電器を一体化したコンパクトなベースユニットが特長で、ワイヤレスのハンドマイクのほかピンマイクやバウンダリーマイクなどを自由に組み合わせることができます。
 

JP Conferencing Case Study_Social Interior_2.webpMicroflex Wireless neXt2 ワイヤレスマイクロホンシステム

Ethernetケーブル1本でオーディオ接続を実現できる点が魅力です。ラウンジに配線を増やしたくないというこだわりもあり、導入のハードルがぐっと下がりました。設置すればすぐに使えるのも、気が楽でよいですね」と語るのは、ソーシャルインテリア システム開発部に所属し、ITインフラの運用も担当している及川 卓哉氏です。

JP Conferencing Case Study_Social Interior_3.webp株式会社ソーシャルインテリア システム開発部 及川 卓哉氏

及川氏によれば、MXW neXt2の設定や操作の用意さも、導入のポイントになったとのことです。利用者はベースユニットからマイクを取り上げるだけでよく、ボタンを押す必要すらありません。そのため社員教育の必要も、ゲストに細かな指示をする必要もないのです。

「Shureのマイクは以前から使っていたこともあり、非常に高い音声品質と音の安定性は信頼していました。MXW neXt2のマイクは連続稼働時間が非常に長く、ベースユニットに置いておけば満充電になるため、急な電池交換なども不要です。サーバーラックなど大がかりな機材が不要な点もIT担当として重要で、お客さまにも勧めやすいと感じています」(及川氏)

簡単に使えてストレスレス、高品質な音響体験を提供

MXW neXt2は、イベント前のセッティングがほとんど不要で、リハーサルすら不要です。利用者にとっても、“取って話すだけ”という操作感・ストレスレスなところが好評です。使用や音声トラブルについての問い合わせもほとんどなく、及川氏にとってもストレスフリーな音響設備となりました。

「前職などでは、重要なイベントほど“音がちゃんと出るだろうか”とヒヤヒヤしていたものですが、今は不安に思うことはありません。高品質な音声で“ちゃんと伝わる”という安心感があります。非常に安定的で、Shureのサポートすら不要という点も魅力ですね」(及川氏)

登壇者の多いパネルディスカッションなどでは、従来のアナログワイヤレスマイクも組み合わせて使用しています。複数の機器を組み合わせても問題なく利用できる点は、Shureのアーキテクチャの利点だと、及川氏は評価しています。

THE MUSEUMは、見学者が自分のオフィスに置き換えてイメージできるよう設計されているほか、働き方やオフィス作りなどにまつわるセミナーを多く開催しており、施設そのものがオフィスに係る情報発信の場となっています。THE MUSEUMで「音が聞こえやすい」「声がクリアに伝わる」といった体験をすることで、音響は重要なオフィス環境の要素の1つであると認識する訪問者も多いことでしょう。

「THE MUSEUMは、個々の家具・機器というよりは働き方やITを含めたオフィス全体を見ていただく施設です。どんなオフィスを作ろうか、自社にマッチしたオフィスは何だろうかと悩んだときに、“THE MUSEUMへ行ってみよう”と思っていただけるような施設でありたいと考えています。働き方は変化するものですし、音響を含むオフィスITもどんどん進化していますので、THE MUSEUMも一層ブラッシュアップしていく計画です。今後のShureの新製品にも注目し、さまざまな音響ソリューションをお客さまへ提案していきたいと考えています」(西村氏)
 

JP Conferencing Case Study_Social Interior_4.webp左から、株式会社ソーシャルインテリア 事業企画部 THE MUSEUM 運営責任者 西村 早貴氏、システム開発部 及川 卓哉氏

導入製品
MXW neXt2 × 1

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