【企業】株式会社ノベルズ様|テレビ会議における反響音を指向性マイクで解決|Microflex® Wireless

【企業】株式会社ノベルズ様|テレビ会議における反響音を指向性マイクで解決|Microflex® Wireless

はじめに

グースネックマイクは役員会議室のデザインに馴染み、各拠点とつなぐ快適な会議環境を実現できました

- 株式会社ノベルズ 取締役 西尾 康宏 氏

部屋の反響音の影響を低減させるため指向性マイクを採用。フルリモートの技術支援で迅速に課題を解決できました

- 株式会社ノベルズ ITシステム部 課長 佐藤 晋也 氏

お客様プロフィール

自然豊かな北海道の十勝を拠点に、肉牛・酪農・食品事業を手がけるノベルズグループは、2006年に創業し、10牧場を経営する独自のビジネスモデルで全国屈指の規模を誇ります。各牧場にテレビ会議システムを導入するなど、先進的な取り組みを続ける畜産企業です。2020年9月には、グループの本社を帯広に新設。今回、多拠点とのテレビ会議に利用する役員会議室にMicroflex® Wirelessを導入しました。

企業名:株式会社ノベルズ
事業内容:肉牛・酪農・食品事業
導入場所:ノベルズグループ帯広本社・役員会議室
施工日:2020年11月18日
URL:https://nobels.co.jp/

納入事業者:
ソニービジネスソリューション株式会社 北海道営業所
URLhttps://www.sonybsc.com/

課題

ノベルズグループは2020年9月に帯広本社を新設しました。北海道内外の企業と交流できる場所として、またグループ企業の中枢としての役割を担います。

「本社内に新設した役員会議室では、毎月テレビ会議を各地の牧場や東京都内の事務所とつなぎ、役員会議を行っています。しかし、テレビ会議中に部屋の反響音が影響してしまいマイクできちんと声が拾えないという問題が施工後に発覚しました」と株式会社ノベルズ 取締役 西尾 康宏 氏は振り返ります。

会議室の床材には大理石を使用しており、廊下側の壁はガラス張りのデザインのため、テレビ会議用の標準マイク(無指向性)で収音すると反響が生じ、遠隔地側で声が聞き取りにくいことが課題でした。

株式会社ノベルズ ITシステム部 課長 佐藤 晋也 氏は「会議に参加していた各拠点に状況を聞いてみると、役員会議室の声が聞き取りにくいという共通の課題が確認できたため、本社側の環境を改善すべきだと分かりました。しかし、会議室は新設したばかりで追加施工も難しく、音響設備の改善で対応できないかと思い、小型・ワイヤレスの指向性マイクの要件で調べていたところ、ShureのMicroflex Wirelessマイクロホンシステムにたどり着きました」と説明します。

ソリューション

― 機器選定について

シュア・ジャパン インテグレーテッド・システムズの上條智史は以下のように説明します。
「Microflex Wirelessをご指定いただいたうえで、当社のWebサイトよりお問い合わせをいただきました。通常であれば、お客様のオフィスや施工場所に訪問をさせていただきますが、ノベルズ様の本社が北海道にあることとコロナ禍の状況も重なり、リモートで提案から納入までサポートさせていただきました」

Microflex Wirelessは、施工が不要な小型のグースネックマイクで、「無線」というノベルズの希望条件に適しています。Shureは、ハードウェアコーデックを使った自室拡声とテレビ会議(遠隔配信)の用途に合うシステム構成を提案しました。

「会議室のデザインを邪魔しないような、グースネックタイプのマイクを探していました。また、会議に集中するためにも、手持ちマイクよりもグースネックマイクの方が良いだろうと考えていました。Shureの製品ページの動画が分かりやすく、詳細を知りたいと思ったのが問い合わせをしたきっかけです。上條さんの説明が明瞭で、ネットワークの質問に対しても分かりやすく答えていただき導入イメージが湧きました」とノベルズの佐藤氏は説明します。

― デモについて

シュア・ジャパンの上條は、提案機器のデモについても立ち合いをせずに遠隔でサポートを行いました。デモ機の事前設定や手順書の作成、既存システムとの接続ケーブルの同梱などを行い、お客様自身で接続して使える状態で貸出をしました。

「通常は訪問して自ら設定しますが、リモートでご説明しなければいけないという中で、図解を活用して、なるべく簡潔にすることを心掛けました」と上條は説明します。

「事前のやり取りがあったため、お送りいただいたデモ機はすぐに試用することができました。音質の違いを大いに体感でき、導入の決め手となりました」とノベルズの佐藤氏は振り返ります。

― 納入にあたって

デモ機の試用後、システムインテグレーターのソニービジネスソリューション株式会社 北海道営業所をシュア・ジャパンからノベルズにご紹介し納品をしました。
「最初のお問い合わせからデモまで2週間、納品まで約2か月というスピード感でやり取りさせていただきました。事前にノベルズ様側で課題も明確にされており、具体的な製品名までご指定いただいたことがスムーズな提案とサポートにつながりました」とシュア・ジャパンの上條は振り返ります。

効果

導入後の効果について、ノベルズの佐藤氏は以下のように説明します。
「役員会議室はテレビ会議の利用時に音が反響してしまう状況もあり、実は部屋の活用が避けられていました。導入後は部屋の稼働率も予定通りになり、6,7拠点をつなぐテレビ会議も不具合なく快適に行えています」

ノベルズグループではコロナ禍以前よりテレビ会議システムを活用していました。西尾氏は以下のように説明します。
「最初(2017年)にテレビ会議を導入したときの効果の実感が大きく、さまざまな場面で活用しようというきっかけになりました。当社の場合、大規模に牧場経営を行っており、各拠点間の距離があります。以前は主要メンバーが1か所に集まり会議を行っていましたが、移動時間と体力の消耗は大きな負担でした。それが、テレビ会議を導入することで、集まらずに普段いる場所でできる、かつ資料をその場で共有できる、という点で非常にメリットがありました」

以来、ノベルズグループでは1か所で完結する会議が少なく、テレビ会議は各拠点を結んで頻繁に行われ、
「移動の多い役員にもメリットがあるほか、コロナ禍の対応で採用面接でも活用しています。テレビ会議システムは積極的に使っていく場面が一層増えていると思います」と続けます。

また、佐藤氏は遠隔会議における音響機器の選定について以下のように振り返ります。
「多拠点でテレビ会議をするには、声が確実に相手に届かないと成り立たないため、音質は大切です。今回、単一の指向性ではないマイクを使うと反響するという経験をし、会議室などの設備投資をする際には、デザインだけではなく、音の指向性についても考えなければいけないことに気づけたよい機会になりました」

最後に、ノベルズグループの今後の展開について、西尾氏は以下のように説明します。「当社は2006年に創業し、北海道・十勝を中心に、牛肉の生産、食品販売、牧場から出るバイオマスを活用した売電など、牛にまつわる事業を行っています。現在、飼養数は33,000頭で、新たな牧場を山形県に開設するなど、北海道外へも事業展開を広げています。牛肉の卸売りがメインでしたが、今後は外食事業にも力を入れていく予定で、東京の神田神保町にてホルモン焼肉店『十勝ハーブ牛MONMOM(モンモン)』を営業し、私どもの新鮮なホルモンをお楽しみいただけます」

 

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導入製品

製品名 説明
Microflex® Microflex® Wireless 8 AV会議室環境において歪みのない鮮やかな音声を実現する、多様性と拡張性の高いワイヤレスマイクロホンソリューション。
IntelliMix IntelliMix P300 1 シンプルながらも強力なDSPが、高品質、手軽、費用対効果に優れたビデオ会議アプリケーション向け音声を提供。
MXWAPT8 MXWAPT8 1 Microflex Wireless マイクロホンシステム対応の、壁/天井にすっきりとマウントできる8チャンネルワイヤレスアクセスポイントです。
MXWNCS8 MXWNCS8 2 Microflex Wireless マイクロホンシステム対応の、マイクロホン充電ポートを8基備えた充電ステーション