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Microflex® Advance™(MXA)10周年:オーディオの新たな基準を築いた10年

会議室の音声収音を変えたMXA。その進化は次のステージへ
June 04, 2026 |
10 Years of MXA Badge No Subtext.webp

本記事のポイント

  • Microflex® Advance™(MXA)は、2016年のMXA910シーリングアレイマイクロホンとMXA310テーブルアレイマイクロホンの発売を皮切りに、ステアラブルカバレッジ™テクノロジーを導入し、会議空間における音声収音のあり方を大きく変革しました。
  • この10年間でMXAは進化を続け、シーリング、リニア、テーブルトップ、さらに放送用途までをカバーする拡張性の高いエコシステムへと発展しました。
  • 会議音声用デジタル信号処理 IntelliMix® DSPとインテリジェントな収音テクノロジーの進化により、MXAはプレミアムマイクロホンの枠を超え、現代のコラボレーション環境を支える高品質なソリューションへと進化しました。
  • MXAは今後、AIを活用する企業環境を支えるインテリジェントな基盤として、より深いビジネスインサイトの創出、より公平なコラボレーションの実現、そして新たなAIテクノロジーから長期的な価値を引き出すための基盤を提供していきます。

2016年に発売されたMXA910シーリング・アレイ・マイクロホンは、単なる新製品ではありませんでした。その登場は、会議空間における音声収音のあり方を大きく変える転換点となりました。ステアラブルカバレッジ™テクノロジーにより、従来のマイク配置や性能の限界を超え、これまでにない音声収音を実現したのです。

Microflex® Advance™(MXA)の10周年を迎えた今、私たちの使命は、単なる音声収音から、現代のAI活用企業を支える基盤を提供することへと進化しています。

アレイ技術の進化:会議室から放送の現場へ

2016年にMXA910シーリング・アレイ・マイクロホンとMXA310テーブルアレイマイクロホンを発売した際、私たちは単に新しいハードウェアを投入しただけではありませんでした。そこには、設置の自由度という新たな発想がありました。音声収音における革新的なソリューションとして始まったMXAは、その後、さまざまな設置形態を網羅する包括的なエコシステムへと進化。それぞれの製品は、空間の意匠に自然に溶け込みながら、あらゆるコラボレーション空間で求められる高度な音響性能を実現するよう設計されています。

この10年間で、私たちはMXA製品群を幅広いソリューションへと拡充してきました。これにより、小規模なハドルルームから重役会議室まで、あらゆる会議空間において高品質な音声収音を実現しています。

  • シーリングマイクの基準を確立 : MXA910の系譜を受け継いだMXA920は、オートマチックカバレッジ™テクノロジーに加え、バーチャルアコースティックバウンダリーやオプティマイズトラッキングなどの革新的な機能を搭載。優れた明瞭度と柔軟な運用性を維持しながら、迅速な導入を可能にしました。

    そして2026年には、新たなフラッグシップシーリングソリューションであるMXA925が登場しました。刷新されたプロセッシングプラットフォームを採用し、AI エコーキャンセラー(AI AEC)、AIデノイザー、AIデリバーブを含むAI対応IntelliMix® DSPを内蔵。ボイスリフト、拡声、カメラトラッキング連携といった高度な用途にも対応し、厳しい音響環境において優れた性能を発揮します。

    また2026年には、MXA901も機能強化されました。洗練されたデザインと高い機能性が求められる空間に向けて、さらなる柔軟性と優れたパフォーマンスを提供します。カバーエリアを調整可能なシングルゾーン・オートマチックカバレッジ™に加え、最大8つの収音ローブを設定できるステアラブルカバレッジ™モード、さらにカメラトラッキングワークフローにおける話者位置の検出精度を向上させるオプティマイズトラッキング機能を搭載。洗練された意匠とエンタープライズ向け機能を兼ね備え、拡張性の高い現代の会議空間に対応します。
     
  • 自在な設置に対応する柔軟性 : MXA710リニア・アレイマイクロホンは、優れた設置自由度を実現した製品です。壁面やディスプレイ周辺への設置、天井への取り付け、さらには会議テーブルへの埋め込み設置にも対応し、空間のレイアウトを問わず高品位な音声収音を実現します。
     
  • 次世代テーブルアレイマイクロホン : 新たに登場したMXA320テーブル・アレイマイクロホンは、薄型デザインに加え、MXA310から受け継いだステアラブルカバレッジテクノロジーとIntelliMix® DSPを搭載。参加者に最も近い位置で、クリアかつ自然な会議音声を提供します。
     
  • ボードルームを超えて: そして、最も大きな進化のひとつが、放送分野への展開です。DCA(Digital Capture Architecture) シリーズは、DCA901をはじめとする製品によりライブスポーツ音声のあり方を再定義しつつあります。グローバル企業の役員会議室で求められる精度は、観客が最前列で体験する音響にも同じように求められていることを証明しています。

AI時代の価値とROIを支えるイノベーション

Shureのイノベーションは、単独で生まれるものではありません。私たちは、ITや音声システム導入のワークフローの変化に歩調を合わせながら進化を続けています。この10年を象徴するマイルストーンのひとつが、IntelliMix® DSPの内蔵化でした。これは、従来は外部DSPや機器ラックで行われていた複雑な音声処理をエンドポイントへ統合する、戦略的な転換でした。

現代のワークプレイスにおいて、このエッジ処理はAI時代を支える重要な基盤となっています。AIの価値を最大限に引き出すためには、人・プロセス・テクノロジーをつなぐ、真にAI活用を見据えたインフラが不可欠です。

UCプラットフォームが分析や推論を担う一方で、Shure Microflex® Advance™は、それらのAI機能を支える高品位な音声データを提供します。ノイズの少ないクリアな音声を収音することで、高精度なカメラトラッキング用位置情報、リアルタイム翻訳、自動要約を支援し、会議記録を検索可能な価値ある情報資産へと変えます。こうしたインテリジェントな基盤によって、IT部門はAI投資のROIを最大限に引き出すことができます。

グローバル企業に求められる一元管理

MXAの導入は、単一の会議室からグローバル企業全体へと拡大してきました。それに伴い、IT標準に準拠した一元管理の重要性も高まっています。その次の10年を支える基盤となるのがShureCloudです。MXAデバイスの状態からソフトウェアライセンス管理まで、Shureエコシステム全体の監視と管理を一元化することで、IT部門は総所有コスト(TCO)の削減を図りながら、あらゆる会議室を将来にわたって活用できる環境へと最適化できます。

このクラウド管理プラットフォームへの移行は、IT運用の効率化と、人とAIの協働を支えるというShureの取り組みを反映したものです。組織の拡大に合わせて導入規模が広がっても、会議室の音声基盤を他のIT資産と同様に、効率的かつ安全に管理し、常に最新の状態に保つことができます。

次の章へ: 2026年、そしてその先へ

Microflex® Advance™の最初の10年は、高品位な音声収音の基準を築くための歩みでした。次の章では、その卓越した音声収音を基盤として活用し、ワークプレイスにおけるより高度なインサイトの獲得と、誰もが公平に参加できるコラボレーションの実現を支えていきます。

MXAの歴史を築いてきたお客様との対話を重視する姿勢は、これからも変わりません。私たちはお客様の課題に耳を傾け、その解決に向けたソリューションを提供し続けます。専用設計の役員会議室に設置されたMXA925 シーリングアレイマイクロホンでも、ハドルスペースに導入されたMXA320 テーブルアレイマイクロホンでも、Shureは現代のAI活用を支えるワークプレイスの基盤となる高品位な音声環境を提供し、あらゆる会話を価値ある情報資産へと変えていきます。

私たちとともに、イノベーションの10年を祝いましょう。Microflex® Advance™ポートフォリオの最新の進化をご覧いただき、次の10年のコラボレーションをどのように形づくっていくのかをご確認ください。
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業界の基準を築き続けた10年