Wireless Workbench® 6

RF(無線周波数)はサウンドシステムの強い味方になることもあれば、最大の敵になることもあります。ですが、どんな環境でも無線信号を適切に管理できるソフトウェアソリューションがあります。それがWireless Workbench® 6です。Wireless Workbenchを使用すれば、システム全体のRF管理を一括で行うことができます。
Wireless Workbench 6を使用すれば、パフォーマンスを中断することなく、システムに接続しているすべてのデバイスのリモート管理が可能。対象デバイスの周波数計算・分析機能により、単一アプリケーションでショー全体の音響調整を行うことができます。タイムライン機能を活用すれば、RFデータを追跡して、後でチェックすることも可能。豊富なコントロール機能を搭載した無線システムなら、パフォーマンスが飛躍的に向上します。
迅速な管理
パラメーター設定を保存し、それを他のデバイスにも適用することで、よりシンプルに管理できます。
妥協のない周波数調整機能
無線周波数が安定していることは稀です。Wireless Workbenchを使用すれば、その時々のタイミングや空間に応じて周波数を調整することができます。
エンタープライズ規模のネットワーキング
複数のサブネットを設定すれば、デバイスのリモート接続が可能に。また、必要に応じてアクセス権限を付与し、ユーザーのネットワーク操作を制限できます。
- 無料ダウンロード
- Windows 8、10およびMac OS X High Sierra, Mojave, Catalina, Big Surに対応
- デバイスの周波数(RF)、音声、電池残量パラメーターに関するアラートを送信
- デバイス一覧、デバイス構成、ネットワークに関するレポートを作成
- 他社デバイスのコーディネーションに対応(一部のプロファイルテンプレートが用意されています)

ビデオ
Wireless Workbench® 6 ビデオ
互換性のある製品
ULXD®4Q
クアッドチャンネルデジタルワイヤレス受信機
Shure ULXD4Qクアッドチャンネルデジタルワイヤレス受信機は頑丈なシングルラックボディに4チャンネルの優れた音質、RF信号安定性、および先進のセットアップ機能を提供します。
ULXD®4D
デュアルチャンネルデジタルワイヤレス受信機
Shure ULXD4Dデュアルチャンネルデジタルワイヤレス受信機は頑丈なシングルラックボディに2チャンネルの優れた音質、RF信号安定性、および先進のセットアップ機能を提供します。
UR5
UR5 Portable UHF-R Wireless Receiver
MW4D+
デュアルチャンネルダイバーシティ受信機
Shure MW4D+は、UHF-RMWプラットフォーム上で運用するための2チャンネルワイヤレスラックマウント付属受信機です。最新の技術と機能により、大規模なシステムのセットアップが素早く簡単にでき、優れたオーディオクオリティーとRF性能を提供します。
MW4D
ダイバーシティーレシーバー
Shure MW4Dは、UHF-RMWプラットフォーム上で運用するための2チャンネルワイヤレスラックマウント付属受信機です。最新の技術と機能により、大規模なシステムのセットアップが素早く簡単にでき、優れたオーディオクオリティーとRF性能を提供します。
ULXD®1
ワイヤレスボディパック型送信機
ULXD1は、ULX-D™ デジタルワイヤレスシステム互換のワイヤレスボディパック型送信機で、妥協のないオーディオ品質とRF パフォーマンスを提供します。
サポート
カスタマーサポート
技術資料

ドキュメント
ユーザーガイド
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Software & Demos
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スペックシート
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製品カタログ
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リリースノート
Version 6.14.0
新機能
- 任意の機器プロファイルに対する最大12のカスタム互換性プロファイルの作成を新たにサポート
- 新規プロファイルの作成または既存プロファイルの複製、フロントエンド・フィルターおよび最小チャンネル/相互変調の間隔パラメーターの変更、チームと共有したいプロファイルのエクスポート、インベントリー内のオンラインまたはオフライン機器への周波数の割り当て(カスタム互換性プロファイルを使用中の機器も可能)に対応
- 「Equipment Profile」ダイアログをグラフィカル・ユーザー・インターフェースによって改善
- 旧バージョンで作成されたコーディネーションワークスペース(CWS)ファイルは、インポート時に自動変換されますが、このバージョンで保存しない場合は次回インポート時も再び自動変換が必要になります。
- TTi/RF Explorer/WinRadioスキャナーおよびSennheiser受信機によって作成されたサードパーティー・スキャン・ファイルのインポートをサポート
- RF Explorerによるマルチスイープ・スキャン・ファイルを新たにサポート
- カンマで区切られた周波数(10進表記、MHz単位)と振幅(10進表記、dBm単位)で構成された.CSVおよび.TXTファイルによるスキャンデータのインポートを引き続きサポート
新しいデバイスおよび周波数バンドのサポート
- AXT DigitalチャンネルストリップへのQ5X送信機(日本では未対応)のサイドチャンネルデータの表示を新たにサポート
- 新しいShure周波数バンドのサポートを追加
- BLX G18 | 470.000 – 494.000 MHz
- BLX L27 | 674.000 – 698.000 MHz
- SVX G21 | 480.000 MHz – 492.000 MHz
- SVX G22 | 492.000 – 504.000 MHz
- SVX L21 | 630.000 – 642.000 MHz
- SVX L22 | 642.000 – 654.000 MHz
- SVX L24 | 666.000 – 678.000 MHz
- SVX L25 | 686.000 – 698.000 MHz
周波数コーディネーション
- 以下の国のオフラインTVチャンネルデータベースを更新:
- オーストラリア- VHFデータを追加
- ハンガリー- 700 MHz以上を削除
- ドイツ-実効放射電力(ERP)を更新
- 米国- 600 MHz帯の再編を更新
- AXT600スペクトラムマネージャーのスキャン設定の変更がデバイスに反映されない問題を修正
- カスタム機器プロファイルを編集して、コーディネーションワークスペース(CWS)から周波数をいったん削除し、再び追加した後に、フロントエンド・フィルターのプロット・オーバーレイが更新されない問題を修正
- 「Scan Sources」テーブルで「Select All/Deselect All」を実行すると、検索バーを使用してリストを絞り込んだ状態でも、すべてのスキャンソースが選択 / 選択解除される問題を修正
- 「Frequency Coordination」タブから別のタブを開き、アプリケーションウィンドウのサイズを変更した後、再び「Frequency Coordination」タブを開くと、コーディネーションワークスペース(CWS)プロットウインドウが潰れて表示されることがある問題を修正
タイムライン
- デフォルトのタイムラインファイル名を更新し、停止した時間だけではなく開始した日時を含めるように変更
- クラッシュ後に回復されたタイムラインファイル名にタイムラインビュー名が含まれない問題を修正
- 特定の条件下において、ビューをモニターするための「Mini-Timeline」ウィジェットを追加できない問題を修正
全体
- macOS 11.0 Big Surをサポート(M1チップを搭載したApple社製コンピューターには未対応です)
- AD610およびAXT610 ShowLinkアクセスポイントのプロパティーパネルのユーザーインターフェースを改善
- AXT600 スペクトラムマネージャーのプロパティーパネルのユーザーインターフェースを改善
- アプリケーションの終了処理中にIPアドレスを変更しようとすると、アプリケーションがバックグラウンドでクラッシュすることがある問題を修正
- マルチキャストトラフィックが有効に設定されたネットワークの別のサブネット上にあるデバイスが検出されたり、検出されなかったりする問題を修正。異なるサブネット間の通信の管理には、リモートデバイス接続(Remote Device Connection)機能を使用することをお勧めします。
- ShowLink対応送信機のリンクアイコンが、対応する受信機のプロパティーパネルに表示されなくなることがある問題を修正
- アプリケーションがMonitor Only Modeの状態でもスキャンを開始または停止できる問題を修正
- 特定の条件下において、モニターウィジェットにShowLinkステータスが表示されない問題を修正
- ショーファイルの読み込み中に受信機への干渉が発生すると、AXT DigitalおよびAXT受信機に対する「Settings Conflict」ダイアログが表示されない問題を修正
- ユーザーインターフェースに関する各種問題を修正してテキストの視認性を改善
既知の問題点
- ファームウェアバージョンが2.0.28以前のULX-D受信機は、ファームウェアをバージョン2.1以降にアップデートした後に再検出すると「Settings Conflict」ダイアログが開くことがあります。これはデバイスの問題ではなく、バージョン2.1で新しいプロパティが追加されたことによるものです。警告を解消するには、「Settings Conflict」ダイアログから維持したいプロパティを選択することによって解決します。
- ULXD6/8送信機が「Active Transmitter Online」のときに表示されるタイムライン・システム・イベントは、システムイベント内に送信機デバイスID(Transmitter Device ID)が表示されません。
- i5プロセッサーを搭載したMacコンピューターでタイムラインを実行すると、アプリケーションが突然クラッシュすることがあります。現在、解決策を検討中です。
- 「マスターリスト」モードのSLXおよびULXの周波数は、コーディネーションワークスペースに手動で入力することができません。ただし、コーディネーションと分析は可能です。
注記
- Wireless Workbenchを正常に動作させるには、「管理者として実行」する必要があります。これには、バージョン6.13.1以前のアプリケーション内からの更新も含まれます。コンピューターの管理者権限の設定について不明な点がある場合は、IT担当者に相談してください。
- 以前のバージョンのWireless Workbenchで作成したショーファイルを開くと、ファイルを読み込んだ後に「Settings Conflict」ダイアログが開く場合があります。これは、アップデートされたファームウェアバージョンにより新たにサポートされたハードウェアパラメーターに起因するものです。ショーファイルのすべての設定を維持するには「Wireless Workbenchからの全設定を維持する」を選択します。
- デバイスを初めて接続したときに記録される警告に、パラメーターの値自体が変更されていなくてもデバイスパラメーターとその値が検出されたかのように表示されることがあります。