DCS-LANツール
DCS-LANツールは、Shureの会議システムのプランニングと管理を行うデスクトップアプリケーションです。現場調査前の段階でシステム系統を構成したり、既存のシステム設備を可視化して評価するのにお役立ていただけます。また、MXCやDCS6000の各コンポーネントを接続した際の消費電力を計算し、電源供給ユニットや拡張ユニットなどの必要性を把握することも可能です。
汎用性、柔軟性に優れた会議システム「Shure Microflex® Completeデジタルカンファレンスシステム」等の用途において、大規模会議システムのプランニング、設計、導入、管理を容易にするツールが本製品です。
DCS-LANツールを使用することで、セントラル・コントロール・ユニット(CCU)に接続されるユニットやシステムの動作を事前に可視化して検討することができます。また、デイジーチェーン接続内でCCUから末端の会議ユニットまでのケーブル総延長を精密に検討することも可能です。さらに接続可能な会議ユニットの最大数や、必要な周辺機器(リピーターや電源供給ユニットなど)の台数も算出することができます。
機器の設置後は、DIS-CCUからシステムファイルをインポートすることにより、各コンポーネントの最小電圧/最大電圧や消費電力を確認することができます。(消費電力は使用するコンポーネントの数やタイプ、CCUから末端のコンポーネントまでのケーブル長、コンポーネント間のケーブル長に影響を受けます。大規模システムの場合、DCS-LAN拡張機器が必要になることがあります)
このように、DCS-LANツールはシステムの検討のほか、CCUからの診断ファイルによる潜在的な問題の診断にも役立ち、改善方法を検討する際に有用です。
DCS-LANツールは、Microflex Complete(MXCおよびその他の旧Shureカンファレンスシステム)のプランニング用のカリキュレーターツールです。プロジェクトを保存できるほか、コンポーネントリストをPDFとしてエクスポートして入札見積書、プロジェクト文書、レンタル機器選定などの資料に利用していただくこともできます。
本製品はShure会議システムの正規販売代理店やシステムインテグレーター等を利用対象としています。以下のリンクからダウンロードすることができます。
- MXC会議システムを利用した大規模案件のプランニングを容易に
- システムの導入・設置を合理化
- 設計上の欠陥や改善点の特定を支援
互換性のある製品
サポート
カスタマーサポート
技術資料
リリースノート
Version 2.0.0
Improvements
- DCS-LAN Tool is now a stand-alone application
- Users can now import diagnostic file from DIS-CCU FW8.1 or later, and visualize the DCS-LAN network topology
- Supports newer MXC system components (MXCMIU)
Bug Fixes
- Improved calculations for power consumption using ‘worst case scenarios’ where components utilize the most possible power
- Utilizes ‘rules’ for JB6104 and connected components (only one discussion unit per port, or up to 4 channel selectors)
- GUI improvements
Notes
- Users are not yet able to design cable loop topology
- Diagnostic files with legacy components can yield incorrect topology reports
- MXCMIU will use its highest power consuming component (MXCMIU-FL) for power estimates