【企業】株式会社EMシステムズ様|Shureソリューションで実現する最高品質のSuperior会議室、オンラインでもリアルな音声を提供|MXA910

【企業】株式会社EMシステムズ様|Shureソリューションで実現する最高品質のSuperior会議室、オンラインでもリアルな音声を提供|MXA910

はじめに

“会議室は集中して話せる場所であるべきです。Shureの最先端の技術によってオンラインでもクリアな音声を届けられ、ストレスなく会話できる会議室を実現できました”

株式会社EMシステムズ 管理本部 総務部 部長 徳地寛一氏

お客様プロフィール

◎導入事業者

株式会社EMシステムズ
事業内容:調剤システム、医科システム、介護/福祉サービス事業者向けシステム、医療介護連携ソリューションなどの医療/介護/福祉事業者向けのシステム開発および販売・保守。薬局経営、貸会議室サービスなど
https://emsystems.co.jp/
 

◎納入事業者

株式会社映像システム
https://www.eizo-system.co.jp/


◎導入場所

導入場所:新大阪ブリックビル 貸会議室 Superior会議室
竣工日:2020年9月
https://lasante-brick.jp/
 

課題

新大阪ブリックビル 貸会議室に「Superior会議室」を開設するにあたって目指したのは、さまざまな利用者がストレスなく会話に集中できる高品質な会議室でした。ネットワーク回線・映像・音響などに最新の技術・製品を活用して、誰でも簡単に準備・利用でき、オンライン会議であっても会議室に同席しているのと同じように会話できる環境を、いかに構築するかが課題でした。

ソリューション

音響設備の中核として、3基のシーリングアレイマイクロホン MXA910を天井に設置しました。部屋のどこにいても話者の声をクリアに収音できる最高の選択でした。話者の位置を確実に特定できるため、カメラトラッキングシステムと連携するシステムを開発。オンライン会議でも誰が話しているのかわかりやすいのが特長です。

効果

会議室の利用者はただふつうに会話するだけで、オンライン会議の参加者へクリアな音声を届けることができます。音量などの設定を調整する必要がないため、部屋に入ってすぐに会議を始められます。会議室はエグゼクティブの会合や、強力なネットワーク環境を活用したオンラインセミナーの配信など、さまざまな用途に活用されています。

【スペシャルインタービュー】

医療・介護・福祉業界を支援したい! 高品質な貸会議室サービス

EMシステムズは1980年、兵庫県姫路市で医療事務処理専用オフィスコンピューターを販売する事業者として設立されました。以後、薬局向け保険請求事務処理システムや薬袋発行プリンタ、薬局支援システム、医事会計システム、電子カルテシステム、医科向けシステム、医療介護連携ソリューション、介護サービス事業者支援システムなど、医療/介護/福祉事業者向けに幅広くシステムを提供しています。

同社は“先進的なテクノロジーを活用して国民の健康レベル向上に貢献する”ことを会社方針として掲げており、特に近年は医療・介護・福祉に係る“情報”の提供に注力しています。EMシステムズ 管理本部 総務部 部長 徳地寛一氏は、「現在は病院や薬局、介護施設、福祉施設がバラバラに情報を管理しており、連携が困難な状況です。EMシステムズでは、クラウド/SaaSを積極的に活用して情報連携できる環境を提供し、国民の健康の向上に寄与したいと考えています」と述べています。
 

株式会社EMシステムズ 徳地寛一氏


EMシステムズが2008年にオープンした新大阪ブリックビルは、低階層に複数の病院・薬局などが入居しています。創業者 國光浩三氏には、健康に関するサービスを提供する場にしたいという思いがあったためです。当ビルの3階に、グループ企業のラソンテが運営する新大阪ブリックビル 貸会議室があります。

医療業界も、オンライン会議のニーズが高い業種です。医師として一線を退いたのちもコミュニケーションに注力し、医療機関どうしの連携を図る従事者が多くいます。國光氏も、自身の引退後でも会合を開ける場がほしいと考えました。

そこで開設されたのが「Superior会議室」です。内装・映像・音響・ICTのすべてが最高品質・最新の設備で、ホワイエ(待合スペース)や応接室も用意されており、医師や企業経営者などエグゼクティブの会合、報道発表、オンラインセミナーなど幅広い用途に活用できる貸会議室です。
 

新大阪ブリックビルのホワイエ(待合スペース)


「気密性の高い壁面には本物のブリック(レンガ)を積み重ねてデザインと吸音性を両立しました。イスは長時間でも疲れず、テーブルはシンプルで使いやすいデザインを採用しました。ホワイエや応接室の調度品にもこだわっています。ディスプレイやマイク/スピーカーは最新の技術を採用し、ネットワークも専用の回線を引いて、Web会議やオンラインセミナーでもストレスなく会話・配信できる環境を提供しています。入室すれば人感センサーですべての環境がオンラインになり、誰でもすぐに会議を始められます」と、貸会議室を運営するラソンテ 藤原雅子氏は述べています。
 

Superior会議室


あたかも会議室にいるようなリアルな音声をオンラインで

EMシステムズがSuperior会議室を作るにあたり、特に注目したのが映像・音響設備です。会議のための場ですから、会話に集中できなければなりません。そこで課題となったのがマイクの存在でした。映像・音響設備のインテグレーションを担当した映像システム 大阪営業所/京都営業所 副所長の村田将章氏は、Superior会議室の設備について次のように述べています。

「Superior会議室は、いろいろな資料やPCを置けるように広いテーブルが採用されています。ここに一般的なマイクやディスプレイを設置すると邪魔になってしまいます。そもそもマイクが目の前にあると、意識してしまって話しにくくなるものです。また高級感のある部屋ですから、経年で機器が古く見えてしまうのも避けたいという思いがありました。そこでマイクは、天井に設置するシーリングマイク(天井設置型マイク)がよいと判断しました」(村田氏)

映像システムはさまざまなメーカーの製品を取り扱っていますが、Superior会議室に適した最新・最高品質の音響設備として選んだのが、Shureのシーリングアレイマイクロホン「MXA910」でした。当時はまだ登場したばかりの製品でしたが、村田氏らはSuperior会議室のニーズの応えられる解決策と考えました。
 

株式会社映像システム 村田将章氏


「会議室では、シーリングマイクとハンドマイクを併用して動画を配信したりすることがありますが、どのような状況でも同一品質の音声を実現することが理想です。MXA910は非常に音声品質が高く、オンライン会議であっても、対面しているときと同じようなリアルな音声を届けることができます。どの席に座っていても品質が変わらず、声量が小さな方であっても鮮明に収音できる優れたソリューションとしてお勧めしました」と、映像システム エグゼクティブエンジニアの菊地正太郎氏は強調します。Superior会議室の構築にあたり、映像システムはMXA910とカメラトラッキングシステムとを連携するシステムの開発も担当しました。菊地氏は「MXA910は収音エリアを細かに調整でき、話者の場所を確実に特定できるため、連携システムが開発しやすい点もメリットでした」と加えます。
 

株式会社映像システム 菊地正太郎氏


「シュア・ジャパンの技術力やサポート力は非常にレベルが高く、高品質な会議室を構築するための支援を提供してくれます。Superior会議室の要求は極めて高いものでしたが、しっかりEMシステムズ様とラソンテ様の期待に応えられたと感じています」(村田氏)

 

新大阪駅から3分、多忙なエグゼクティブも利用しやすい最先端会議室

EMシステムズとラソンテ、映像システムがこだわりぬいたSuperior会議室は、2020年9月にオープンしました。医師や企業経営者などのエグゼクティブの会合やオンラインセミナーの配信など、さまざまな用途に活用されています。新大阪駅から徒歩3分という好立地も人気で、遠方からの参加者もアクセスしやすく、いずれのお客さまも高品質な会議室サービスに満足しているとのことです。

「Superior会議室は、最先端の技術を活用して大部分を自動化したため、どなたでも利用しやすい環境になりました。席に座ってふつうに話すだけで、オンライン会議の相手へクリアな音声が届き、スムーズに会話できます。お客さまも私たち管理者も、音響で困ったことはありません。マイクがないことに不慣れで、“どこに向かって話せばよいかわからない”と言われるお客さまもいらっしゃいますが、会話に困らないのですぐに慣れてしまうようですね」(藤原氏)
 

株式会社ラソンテ 藤原雅子氏


EMシステムズとラソンテでは、今後も最新の技術を用いた最高の会議室サービスを提供していきたいとしています。よりわかりやすく使いやすい会議室を目指して、映像システムとも協力しながら、会議をサポートするシステムの強化にも努めていく計画です。

「会議は音声が非常に重要です。円滑な会議を支援する議事録システムなどでも、音声品質やシステム連携を強化する技術が欠かせません。人の声はクリアなまま、紙めくり音などの突発的なノイズを抑制する機能など、Shureの高度な音響技術にも注目しています。今後もShureには、音響技術の革新を継続してくれること、そして映像システムと密に連携して最先端の会議室を提案・提供してくれることを期待しています」(徳地氏)
 

右から、株式会社ラソンテ 藤原雅子氏、株式会社EMシステムズ 管理本部 総務部部長 徳地寛一氏、
株式会社映像システム 大阪営業所/京都営業所 副所長 村田将章氏、
情報統括部 エグゼクティブエンジニア 菊地正太郎氏
※撮影時のみマスクを外しています。

 

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導入製品

製品名 説明
MXA910 MXA910 3 ステアラブルカバレッジ技術を採用し、最大8つの独立したローブ(個別収音パターン)を設定することで、発言者の声を天井から極めて正確に収音します。
ULXD2/B58 ULXD2/B58 3 Shure ULXD2ハンドヘルド型ワイヤレス送信機はBETA 58Aと共に妥協のないオーディオ品質とRFパフォーマンスを提供します。
ULXD®1 ULXD®1 1 ULXD1は、ULX-D™ デジタルワイヤレスシステム互換のワイヤレスボディパック型送信機で、妥協のないオーディオ品質とRF パフォーマンスを提供します。
SM58 SM58 1 ライブパフォーマンス、音空間の創造、スタジオレコーディングでのボーカル収音のために生まれた、プロ仕様のカーディオイド・ ダイナミック・マイクロホンです。