FRF ’22 Green Stage舞台袖対談【後編】クレア・ジャパン x シュア・ジャパン

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新製品AD600デジタル・スペクトラム・マネージャーの真価はいかに?どこまでも本音トーク、クレア・ジャパン x シュア・ジャパン舞台袖対談【後編】。写真:©宇宙大使☆スター

最大4万人のキャパを擁するGreen Stageを担当するSRカンパニー、株式会社クレア・ジャパンの國廣氏、早川氏のお2人と、Green StageのRFコーディネーションを担当したシュア・ジャパン株式会社の井上、ミハウ、両氏による舞台袖対談、【後編】。
 

【前編】は、こちらをご覧ください。
 

1. 新星  AD600 デジタル・スペクトラム・マネージャー
 

■AD600のすごいところ
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(井上)さきほど実機で、このAD600でできることは既に説明させてもらいました。1番の特長はスキャン可能な帯域(174MHz~2GHz)と、スキャンスピード。一応、AXT600のおよそ100倍なんです。

(一同)へぇー。

(井上)AXT600は、ホワイトスペース全帯域スキャンするのに、約90秒、かかるんですよ。基本的にはアナログな掃引(そういん) のやり方なので。今度はデジタルなんで、高速フーリエ変換と同じような仕組みなんですよね。デジタルで、しかもリアルタイムで視覚化できるよっていうやつです。本格的なスペアナ持っていくのと、ほぼ同じくらいな使い勝手です。

(一同)ふんふんふん。

(早川)僕はそこが特に凄いなって思います。やっぱり、追いかけてる最中に一瞬しか(干渉電波が)飛ばなかったら、結局「飛んでない」って思って見逃しちゃうんですよね。

(井上)誰かがポンって電源入れちゃうことって、フェスは結構多くて、それもAD600はキャッチできるんですよ。AXT600だと、見逃すことも多いです。

(國廣)あ、じゃあ、今どの周波数が 「パッ」 って飛んだかっていうのも…

(井上)見れます。履歴も残ってますし。

(早川)最近、マイクもそうなんですけど、インカムもワイヤレスだったりでシーバーも…だったりで、ちょっとでも「パスッ」ってノイズがくると、「今の何?おかしいんだけどイヤモニが!」みたいになって、チェックを依頼される。で、チェックしようにも、チェックしてる時は全然出ないんですよ。

(國廣)そういう時は出ないんだよね。笑

(早川)出ないんですよねー。スキャンしても何も出ないクリーンな会場で。 …あー、どうしよっかな、みたいな。でもタイミング良くワイヤレスインカムが飛ぶと、そこがピンピン一瞬見えたりして。そういうのをリアルタイムだと見逃さないんで、やっぱリアルタイムの威力っていうのは大きいなぁと。

AXT600 から飛躍的な進化を遂げた、AD600 デジタル・スペクトラム・マネージャー。フロントのカラーディスプレイが目をひくAD600は、高速リアルタイムスキャン、1.2GHz帯までカバーする広いチューニングレンジ、Wireless Workbenchさながらの高度な制御など、RFマネジメントをパワフルにサポートする機能を併せ持つ。※AD600の発売に伴いAXT600は生産終了

(井上)トランシーバーなんかは470(MHz)のちょっと下を使ってるものもありますんで。このフェスでも昨日から飛んでます。それをアンテナにかなり近いところで使われると、その歪みが影響することもあるんですよね。それだけではないですが、原因特定が難しいものも視覚化できてピークだけは残ってるっていうのは、今回かなり大きいと思いますね。

(早川)あと、(AD600は)アンテナ6本、入力できるんですよね。それ聞いた時に、正直、6本入れる必要あるのかなって思ったんですけど。僕らは同一空間でしかスキャンしないので。

(井上)今日みたいに帯域分け、ホワイトスペースと1.2Gとか、あとはドームとかでもアンテナ4枚6枚、立てる時があるじゃないですか。ステージ用のAB、センターステージ向けのCDと。あとはステージを下りてインタビューとか特定の場所、ここだけ使うんですよ、みたいな時。3エリア、正確に測定できるキャパシティーがあるんで、そういう使い方ができますね。

(一同)あーーー。

(早川)さっき説明してもらった、例えばホールA,B,C, の違う空間を1つのネットワークで全部管理できる、っていうのは、「あっ、なるほど」って感じで。年末のフェスとかだと会場内でステージ分かれてて、こっちはこっち、そっちはそっち、みたいになるんですけど、それを一括で全部管理できるなら、「あ、凄いな」って思いますよね。

(井上)使い方的には、RFコーディネーターの目の前に持ってきて、スキャンしながら検聴もできるんで。それがAXT600にはできなかったんですよ。さらにバックアップ周波数も同時に監視できます。

(國廣)どっちかしかできなかったんですよね、検聴するか、スキャンするか。

(井上)だからAXT600は去年この現場ではホワイトスペースのワイヤレスラックに入ったままだったんですけど、AD600は手前に持ってきて、ヘッドホン挿しといて、AD*もPSMも他のアナログも聴けますし。AD*の受信機が入っているのと基本イコールなんで、ADの検聴もそのままできちゃう。もちろんホワイトスペース、1.2GHz両方の帯域で。コントロールホイールをグルグル回してチャンネル選んで、パッと聞きたいチャンネルにアクセスできます。WWBと連動しているんで、そのチャンネルネームからグルグル選べる。
*AD : AXT Digital ワイヤレスシステムのADシリーズ

(早川)…それできるのが、すごいですよね。今まで “RFの監視役” をやってても、結局こうやって(ヘッドホンジャックを)挿し替えて聞くか、全chスプリットしてちっちゃい卓に入れて検聴していく。要は手間が増えるか機材が増えるか、だったんですけど、離れていてももネットワークで聞けるってのは、この機材の凄み、ですよね。

(國廣)ハンドワイヤレスがすごい多い現場とか、TRS Outから卓に1回入れて検聴して、ってやってたのが、このシステムいらなくなった、ってだけでも、ねぇ。画期的というか。

(早川)そうっすね。笑

(井上)ステージ上下入れ替わりでワイヤレス持ってくるみたいな現場でも、例えば下手でマイクの電源入れちゃったても、こっち側(上手)で検聴できるんですよ。アンテナが受かってさえいれば。

■1.2GHz対応
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(國廣)ちなみに、このAD600を買うターゲット層って、ホール施設とかじゃないですよね。

(井上)可能性はありますよ、コンベンションホールとか。ホール1,2,3 を集中管理したりしているような場所。もちろん数的には多くないですけどね。一番のターゲットは、まさにフェスとか、ミュージカル、大手SRカンパニーさん、ですかね、やっぱり。日本は1.2GHz帯がだいぶ増えてきたんで、そこは(1.2GHz帯もスキャン可能なAD600の)需要も増えるのかなと。

(國廣)増えましたね。会社によっては、1.2をハンドにしてホワイトスペースをイヤモニにしてるっていうのもよく聞きますね。

(早川)もしかしたら、うちがちょっと遅れてるんじゃないの?って感じくらいなのかも。うちはまだ、1.2(の機材)ないんで。

(井上)ホワイトスペース帯もあれだけあるけど、今となっては何か狭く見えちゃいますよね。直ぐ埋まっちゃうんで。

(一同)そうですねぇ…(しみじみ)

(井上)そうするとやっぱり、1.2の方が楽だよね、ってなります。…波が、増えすぎましたよね。昔に比べて4~5倍くらいになりましたよ。

(國廣)笑 うちは全帯域ありますけど、稼働していない帯域があって、そういうのはずっと棚にありますけどね。

(早川)変な話、低い帯域の方は、こういう(苗場みたいな制限が少ない)場所だと使えるけど、都市部になると、なんだかんだで使いづらい帯域というか。

(國廣)全国ツアーだと、どうしても使いやすい帯域を持って行きたがるので、機材も、売れっ子のやつと全然売れないやつとの差が、如実にでますね。

(井上)みなさん、やっぱり、L帯域を持ってくって感じですかね。

(國廣)そうですね。

(早川)多いですね。次はJ。でもまぁ、きっとそうじゃない、と思うんですけど、僕はどこに行っても600(MHz)前後が安定しているイメージがあって。笑 その上か下に行くと、何かしらの理由で、「あ、やっぱダメだ」みたいなのが出てくるんですけど、600前後は、プツプツっていうのも少ない。何か違いあるのかな?って思うくらい。

(井上)現場環境次第ですが、波長が短くなれば、回り込みも多いんで。400, 500くらいは現場では比較的ノイズフロアも高いことはよくありますよ。

(一同)あぁー。

(井上)そういうフロアの面では専用帯も使いやすくて、B帯も良くて、1.2Gは本当にクリアなんで。(電波が)落ちそうなくらいアーティストが遠くに行かれちゃった時でも、1.2Gだとドロップアウトしづらいですよね。ノイズフロアが低いんで。LEDノイズも1.2Gまで影響するっていうのは、なかなか少ないと思います。

(早川)確かにそうですね。LED問題ありますね。

(國廣)うーん、そういうメリットもあるんですね。

(井上)もちろん、現場環境と機器によっての個体差があったりとかもしますし、記事で明言するのはちょっと危険ですけど。笑

(早川)まぁ、そうですよね。ちょっとね。笑

(井上)でも1.2Gは本当にクリアで使いやすいことが多いですね。
 

2. 現場対応
 

■LED照明・電飾、他電子機器からのノイズ
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(根本)フジロックはこんな自然の中なので外部ノイズの影響は少ないと思いますけど、同じステージ、舞台・照明・映像機器からの干渉が発生することってありますか?

(一同)ありますねー。

(國廣)LED照明はよくありますね。あとは電飾。最近はLEDの電飾が増えて、そこからノイズが発生したりっていうのが増えてますね。

(早川)前、(國廣さんと)一緒の現場のときは、LED電飾のDCコンバーターってのがありましたよね。

(國廣)そうそうそう。あれが点くと、もうワイヤレス受からない、くらいに強力だったよね。

(井上)ステージ台下、くらいにあったんですか?

(早川)いや、コンバーターは袖にあったんですよ。

(國廣)棒状になってるLED電飾が、アーティストの後ろに全面と、前はスピーカー両脇に同じものが立ってて。観客席から見るとバーッて電飾に囲まれてるような感じの状態の時に、それの電源が入った時点でもう、イヤモニが。。

(早川)まだ、電飾は光ってないんですよ。スタンバイ状態で、ただコンバーターが生きてるだけ、っていう状態でダメでした。

(井上)アーティストご本人のイヤモニだけダメだったんですか?

(國廣)いやもう、バンドメンバー全員で。それはディナーショーだったんですけど、他の現場でもLEDは問題になることはありますね。フジロックだと、そこまでのことは起こらないですけど。

(早川)まぁ、でも、他セクションからのノイズって、こういうフェスよりもツアーの方が多いんですかね。各セクションがしっかり追い込んで創るから。

(井上)電飾も面積も、向きも形も、ツアーの方が凝りますもんね。

(早川)こっちのプランを間違わなければ、ですね。歪みが発生するところを間違えて使っちゃったりとかしない限りは、そこまで酷いことにはならないですかね。

(根本)ノイズの原因特定は、皆さんの長年の経験というのも大きいと思いますが、どうアプローチされてるんですか?

(國廣)そうですね。多分アレだろ、っていう目星をつけて・・・

(早川)でも違って。笑 次はアレか?みたいにまた目星をつけて。さっきの話のLED電飾は、まさかコレが、とは思わなくて、ほんとに全部チェックして。そっちに近づいていくとノイズが増えた。じゃ、コレだ!と。で、LED電飾の裏側を全部アルミホイルでシールドしてみよう、ってことになったんですけど、結果ダメで…。もう、何なんだ?ってなった時に、何かのタイミングでDCコンバーターを切った時に、「あ、キレイになった!」って感じで。「え、今何したの?」って確認したらソレで。

(根本)そういう経験したら、また1つ引き出しが増えちゃいますね。

(一同)そうそう、そうなんですよね。笑 

(國廣)前もこういうことがあったから、アレじゃないか?っていうね。

(早川)でも、1回ノイズ出ても、次に出ない、っていうのもありますね。その瞬間の状況を見逃すと、なかなか直ぐには原因が判らないものもあって。

(井上)LEDの場合は、真っ暗なミュート状態でも出てますからね。時間がない現場では、他のセクションの方に「電源切ってください」って気軽には言えないから、電源が何も入っていない早朝に来てスキャン回してノイズを見ていくとか、ですかね。

(國廣)演出でLEDが舞台後ろから出てくる、なんて時は、バンドメンバーはもう、(イヤモニ)我慢します、みたいな感じになることもありますね。


■プランの直前変更
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(根本)今お話しいただいているのが物理的な干渉、に関してですが、フェスには付き物の「直前の変更」に対してはどう対処されていますか?

(國廣)事前に連絡あって準備していても、始まってみたら全然違った、ってことはありますね。

(根本)もう、そういう直前変更は、慣れちゃった、感じですか?

(早川)いやでも、もう、必死ですよ。笑 

(國廣)必死になりたくないから早めに情報確認したいけど、結局、「聞いてたのと違う違う!」って。笑

(早川)このフジロックのGreen Stageは転換1時間で、少し余裕があるんですよね。コンソールはA-B 卓で切り替えだからいいとして。出番2つ前くらいに(乗り込みエンジニア側と)「宜しくお願いしまーす」ってご挨拶して、そこで「こうでしたよね?」って確認するんです。で、出番1つ前に準備を始めて機材パカって開けたら、「お?なんか違うぞ、これ」って。あと3曲しかないんですけど、みたいなね。

(國廣)そういう時の調整はきついですね。

(早川)冷や汗もんですよ。

(井上)むやみに電源入れられないですもんね。

(國廣)フェスは時間にシビアっていうのもあって、変更時の対応は1番大切ですね。

(早川)だからっていう訳じゃないですけど、出番1つじゃなくて2つ前にはもう発報しておいても良い状態になっていれば、電波チェックまでできるし。さっきの話みたいに、24時間いつでも全部の電波を飛ばせる状況なら、それが1番理想なんですけど。

(根本)ここで話が繋がりましたね。

(井上)ええ、それが1番いいですよね。皆んな楽になるんですよ。クレアさんはそういう厳しいご経験をたくさんされているから、うちとのやり取りもかなり必死に対応してくださって。ありがたいなって思っています。
 

リチウムイオンバッテリー
 

■運用面のメリット
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(根本)すっかりお時間いただいちゃいました。話も佳境に入ってきたんですが、ここでシュアが機材協力させていただいているリチウムイオンバッテリー駆動のワイヤレス製品について、お考えをお聞きしたく。

(早川)僕、逆に、このお話を伺いたいなって思っていて。電池の消費、コストを考えると、今回シュアさんが準備してくれている充電池に切り替えていった方がいいんだろうな…って。

(井上)切り替えた方がいいっすよ(即答)。

(早川)やっぱり。笑 なんか聞いたところでは、アルカリ乾電池に比べて(駆動)時間も長いとか。

(井上)時間もそうなんですけど、リチウムイオン電池が2本で1対になっていて、何回チャージを繰り返したとか、バッテリーヘルスっていうパラメーターで電池の状態を100点満点中何点、みたいに数字で管理できるんで

(國廣)あー、表示でますよね。

(井上)送信機に入れてメニューでも見れますし、受かっている状態の受信機でも見れるんで。(バッテリーヘルスが)80%だったら、新品で8時間駆動の場合は大体6.4時間になるよとか。それが判ると、大事な現場で良い電池を選んだうえで、メインのアーティストに渡せるようになるんで。そういう選択も簡単にできます。

(早川)あと、電池(のサイズも)ぴったりですよね。アルカリ乾電池だとどうしても遊びがあるのと、物によってミリ単位でサイズが若干違うんですよね。

(井上)各メーカーで違いますね、JIS(IEC)規格内であれば世に出てくるので。

(早川)それが外れると、(電源が)落ちることがあるんですよ。そういうのは純正の電池カバー付けてもダメで。それがもう怖くて。本当は良くないのわかってるんですけど、使う前に振ったり叩いたりしてマイクいじめて、落ちないの確認して、それで渡すくらいなことまでするんです。それが、会社でリチウムイオン電池試させてもらったときに、もう本当にギュって入れたら一切動かない。その充電池の安定感がすごい良かったなって。

(井上)ですね。単純にランニングタイムも長くなって、それもメリットですね。
 

■環境と現場に優しいリチウムイオンバッテリー=====================================

(根本)アルカリ乾電池だけで対応されていた時、どれくらいの電池を用意していたんですか?

(國廣)あの段ボールって、どれくらいだっけ。

(早川)あの段ボール1箱で、400本ですね。

(國廣)じゃ、400は間違いなく持ってきてましたね。

(早川)それでも怖いから、もう1箱、みたいな。ワイヤレスとイヤモニで、400は消えますね。

(根本)ここ(苗場)来たら、もう買えないですもんね。

(國廣)そう、なんでも多めに持ってきちゃいますね。

(根本)ですよね。で、リハとかで使った電池は、そこにも置いてありますけど【ご自由にお使いください】コーナー行きで、皆さんマグライトとかに使ったりして。

(早川)単3は1.5Vですけど、うちの会社の場合は 1.45V以下は本番では使わない、ってなってます。

(國廣)リハスタでは使ったりもしますけどね。あとは、アーティストじゃなくてスタッフ側の電池で使ったり。

(井上)溜まった使用済電池は、また持って帰るんですか?

(國廣)はい、会社に持って帰って廃棄ですね。事業ごみです。

(井上)それもコストですよね。

(早川)だから、帰ると、若い子達がビニール袋からジャーって出して、1個ずつ 「これは使える、これは使えない…」ってテスターで測って。1.40V以上だとチェックやリハとかで再利用するんで、これは1.40以上です、これは1.45以上あります、って分けて。それ以下は、まとめて事業ごみに出してます。

(根本)充電池の導入は、若い子達の負担軽減にもなりますかね…。

(國廣)軽減になりますね。あと最近、アルカリ乾電池が値上がりしたんですよ。だからなおさら、会社からは、「無駄にはしてないと思うけど大事に最後までしっかり使え」って言われてますね。

(井上)リチウムイオンバッテリーのメリットは多すぎるくらいあると思うので、他社さんでも、まさに同じ話をしているところですね。
 

まとめ
 

■シュアへの期待
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(根本)今回フジロックGreen Stageで機材とRF管理の協力をさせていただくのも2年目になりますが、シュアへの期待、みたいなものってありますか?

(國廣)今、シュアさんにやっていただいていることを教えていただいて、今度うちらが自分達でRF管理するときに、ちょっとでもできることが増えていれば、いいかなって思います。

(早川)以前、(RFマネジメントの)ウェビナーがあったんで、ああいうのをまたぜひ、やっていただいて、ノウハウを身に付けたいですね。

(井上)今回のこのフジロックの情報ベースで、実際こうやりました、的なセミナーが、一番実践的で良いかもしれないですね。いつもやってるWWBセミナーだと、ベーシックな内容になってしまうので。

(早川)いいですね。いやもう、できれば毎回来てほしいですね、どのフェスにも…。笑

(國廣)どのフェスにも来てほしい。笑

(早川)目の前でやってることを見てこそ、解るというか、「あ、だからこういうことができるんだ」みたいな。一番知りたいのは、周波数の出し方、ですかね。不安を1つでも無くしたい、っていうのがあるんで。マニアックなところを知りたいですね。

(國廣)周波数プランの “コツ” をね。

(井上)いやいやもう、知ってるところだけなら、いくらでもお話できます。送信アンテナが分かれると、そこで歪みがポンポンって配置によっては出ることもあるんで。それは1番気をつけますね、イヤモニのプランですが結局それがハンドの方に影響する可能性がある。今回、うちのイヤモニの帯域が理想通りには揃えられず分かれちゃったんで… G, J, Lと … でもそれは、1個のコンバイナー、1枚のアンテナで出力できるので、大丈夫なんです。追加したSR2050は分かれちゃって、そういう時に、もし場所がなくて近接して置かれちゃったら他への影響的にマズイよな、だったら近くに置かれても大丈夫だよねっていうところからスタートしていくんです。理想、理想で進めていって、ダメだったらちょっと変える。それで落ち着いたのが、今回のプランです。プランしている時、現場で起きることを想像しながら、理想から入っていくんです。いずれにしてもクレアさんから入ってくる機材の最新情報が肝です、現場に入ってからもリアルタイムに共有いただいて本当に助かりました。

(一同)なるほど…。

(根本)話は尽きないですが…。本日は皆さん、昼夜お忙しいところを、長時間ありがとうございました。

(井上)ありがとうございました。もう次のバンドさん来てるのに、すいません。

(一同)笑

國廣氏(左)と早川氏(右) - Green Stage 上袖にて

 

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國廣 和希 氏 株式会社クレア・ジャパン 営業部
2003年、同社入社
日本を代表するような実力派アーティストからヒューマンビートボックスなど、多岐にわたる音楽のFOH, Monitor を担当。営業部としての顔も見せる。

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早川 彰久 氏 株式会社クレア・ジャパン PA事業部
2009年、同社入社。
ファン層の厚い国民的人気のグループや、ドラマ/CMでも馴染みのある楽曲を手掛けるアーティストのMonitorなどを担当。年中動くツアーも笑顔で精力的にこなす。

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INDEX

Shure製品参照
Wireless Workbench 6AXT DIGITALAD600

RFマネジメント/オンサイトサポートのお問合せ
sai@shure.co.jp

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