インド亜大陸のサウンド:インドでオーディオダイアリーをレコーディング

インド亜大陸のサウンド:インドでオーディオダイアリーをレコーディング

シェアする Facebook Twitter LinkedIn

インド亜大陸のサウンド:インドでオーディオダイアリーをレコーディング

Facebook Twitter LinkedIn

マシュー・ベルは、モデルとして世界中で活躍してます。マシューは仕事やプライベートで世界中を旅しながら、自分の体験をInstagramやTwitterで配信し続けています。

マシュー・ベルは、モデルとして世界中で活躍してます。

彼が名誉あるElite Model Lookコンテストで2011年に初の男性モデル優勝者に選ばれて以来、ニューヨークや東京など各都市でバーバリー、ジョン・ガリアーノ、ポール・スミス・ドリス・ヴァン・ノッテン、ラフ・シモンズといった著名なファッションショーに出演。リバプール出身の彼はアレクサンダー・マックイーンのMcQシリーズやディオール・オムの顔としても活躍しています。

マシューは仕事やプライベートで世界中を旅しながら、自分の体験をInstagramTwitterで配信し続けています。Shureは、近々インドを訪れるという彼にオーディオダイアリーの作成を依頼しました。そして旅について、またMV88デジタル・ステレオ・コンデンサー・マイクロホンとiPhoneを使ってどのようにインドのサウンドをレコーディングしたかについて、このたび帰国した彼に話を聞きました。

 

ポール・クログネイル:今回は旅のサウンドをシェアしてくれて本当にありがとうございます。インドでは、どの地域を訪れたのですか?

マシュー・ベル:まずムンバイへ飛びました。インドは2年前に訪れていたので、再度戻れることにとてもワクワクしていました。どこに向かうかをはっきり決めず、いつも前日ぐらいに電車やバスの予約を取るぐらいの自由なプランでした。ムンバイで2-3日過ごした後、ハンピ、コチ(ゴア経由)、バルカラを訪れ、それから山岳方面に向かって、ムンナルに立ち寄ってからムンバイに戻りました。

現地にいるときは、効率的なプランだと思っていましたが、改めて地図で見てみるとかなり色々な場所に足を延ばしていました。

ポール:今回の旅でのハイライトは何でしたか?

マシュー:世界遺産に登録されているハンピの建造物群です。崩れかかった数々の寺院や宮殿が立ち並んでいるところなんですが、

ここでは川を渡るときに本当に石から石へ飛んで渡るのです。その横で女性たちが服を洗濯し子供たちの体を洗っている。私の頭上には寺院の遺跡がそびえたっていて、とてもシュールな雰囲気でした。お祭りの「山車の引き回し」を見物するための巡礼者たちも多くいました。大勢の若者が引く山車が寺院の前に登場し、それに人々がココナッツ(またはバナナ)を投げたり、通りにあふれた露店で買い物を楽しんだりするというものでした。

ポール:インドと言えば、食べ物、サウンド、そして鮮やかな色彩がまず頭に浮かぶのですが、あなたにとってはどんな場所でしたか?

マシュー:インドは全てがパワフルです。なんともいえない香りが漂い、風味ゆたかな食べ物にあふれています。インドで心に残った思い出と言えば、とにかくあらゆる人々と楽しんだチャイ(お茶)と実際に飲んだ量です。それにラジャスタン中部の村々の移動ではCrazy Taxiを実体験しました。ものすごい混み具合のムンバイ郊外の電車も忘れられない思い出です!

 
ポール:ご自分で「オーディオダイアリー」を聞いてみていかがでしたか?実際に録音した時よりも音が抽象的に聞こえたりしませんでしたか?

マシュー:実際の場所から離れてしまえばどんな音も確かに少し抽象的にはなりますが、特に聖カジェタン修道院のサウンドではその思いが強かったです。裸になった子供たちが走り回って遊んでいて、祭壇の周りをコウモリが飛び回っているという、すごく不思議な光景でしたが、こうして聞いてみるとその不思議さがより実感されます。

ポール:インドで録音されたサウンドは、すべてShure MV88を使用して録音されていますが、マイクとMOTIVアプリを使ってみた感想はいかがですか?

マシュー:携帯電話がない生活など考えられない現代では、MV88は理想的な製品です。鞄のサイドポケットに簡単に収まるサイズなのに、非常に高品質の録音が可能で、本当に便利です。わずか数回レコーディングしただけでアプリの使い方にもすぐ慣れ、毎回良い音を録ることができました。

ポール:旅の間のレコーディングで、特に思い入れのあるサウンドはありますか?

マシュー:ムンバイの駅で録ったサウンドが記憶に鮮明です。初日だったこともあり、「インドに戻ってきた」という気持ちに溢れていました。香り、騒音、人々、すべてが2年前と全く変わらず、まるで当時に戻ったようでしたが、今回はそのサウンドをマイクで録音することができました。

ポール:インドを訪れる人たちへのアドバイスはありますか?

マシュー:どんな旅であってもインドは本当に迷いやすいところで、普通に電車に乗って隣町や次の駅に向かうというようなことでも簡単にいかないことがあります。「計画通りにいかないこともあるものだ」と落ち着く気持ちが大切です。これはカレーをオーダーするときでも飛行機のチケットを買うときでも同じです。

 
ポール:ところで、あなたはサックスとギターも演奏できると聞きました。

マシュー:時間があるときはよく演奏してます!以前は録音に古いテープ式のディクタフォンを使っていました。テープを少しゆがめてブルース風の曲やギターをレコーディングしたものです。今の時代、鮮明で簡単なレコーディング、そしてすべてをアプリで一か所に保管できる便利さに代わるものはありません。以前なら、カセットテープを巻き戻して消去していたのですから。

ポール:次のプロジェクトについて教えてください。

マシュー:インド関連の展覧会を2018年春に予定しています。Elite Londonのアッシュ・キングストンとジョシュ・オシャランズという二人の写真家と一緒に、多くの人がまだ見たことがないインドの姿をお見せしようと企画しています。イメージと合わせることでサウンドに情景が追加され、雰囲気の伝わるレベルが格段に変わることを期待しています。

マットがインドで収録したサウンドはこちらからお聴きいただけます:

MV88デジタル・ステレオ・コンデンサー・マイクロホンとMOTIVアプリでレコーディングした他のサウンドを聞くにはこちらをクリックしてください。サウンドおよび画像はマシュー・ベル氏によるものです。