MV88とMV88+ ビデオキットの比較:プロ品質オーディオを実現するポータブルマイクロホン

Soren Pedersen | 2019年1月11日

Shure MV88 デジタル・ステレオ・コンデンサー・マイクロホンがあれば、外出先でもプロ仕様の音質で簡単に録音できます。MV88+ ビデオキットは優れた音声とスマートフォンでのビデオ撮影が同時に実現する理想的な方法を提供します。

モバイルレコーディング機器に革命を起こしたとされるMV88は、コンパクトなサイズのハンディマイクをiOSデバイスにつなぐだけで、場所を選ばず鮮明な音声をとらえることができます。ステレオ幅、指向性パターン、EQなどを調整できる無料アプリもあるので、ライブコンサートからモバイル機器を使った取材まであらゆる状況に最適です。

MV88は実に高い評価を得ましたが、Shureのエンジニアはそこで満足することはありませんでした。このマイクをもっといろんな用途で使ってもらえないかと懸命に取り組んできました。そして今、ユーザーの声に耳を傾けて積極的に意見を取り入れた結果生まれた『MV88+ ビデオキット』にぜひご注目ください!

このキットには、スマートフォンとマイクを取り付けるためのコンパクトなManfrotto PIXIミニ三脚とマウントが付属しており、これさえあれば、手持ちでも固定でもプロ仕様の音声とともに記録できます。ブロガー、ミュージシャン、レポーター、ドキュメント映画制作者など、音質にこだわるコンテンツクリエーターに大きな注目を浴びるはず!

ここで気になるのはMV88とMV88+の主な違いです。一つ一つ解説しましょう。下にスクロールすればシンプルな比較表をご覧いただけます。

 

ヘッドホンモニタリング

大きな違いはヘッドホンモニタリングです。MV88の開発時点では、AppleのiPhoneには3.5mmジャックがありました。お子さんのヴァイオリン演奏の記録やポッドキャスト用の街頭インタビュー録音などといった多くの場面では、モニタリングは重要ではないかもしれません。しかし、リアルタイムでレコーディングをモニターしたいというユーザーもたくさんいます。MV88+を使えばヘッドホン出力を使ってリアルタイムモニタリングが可能になります。

 

ライブストリーミング

MV88が最初にShure のラボで考案されたときには、PeriscopeアプリやFacebookライブなどは存在しなかったため、MV88はライブストリーミングビデオ機能の実行中は使用できなくなります。新登場のMV88+はこれらの最新のニーズを考慮して設計されたため、このようなコンテンツを利用する方は当然MV88+を選ぶでしょう。YouTubeでライブ配信をしてみませんか?

 

フレキシブルな使い方

オリジナルのMV88は用途が極めて広く、さまざまな形のビデオ録画と録音に使用できます。ただし、このマイクを接続できるのはiPhoneかiPadのみ、しかもLightningコネクターに直接でしか接続できません。この点で、ビデオ録画用のスマートフォン取り付け具の問題が発生する場合があります。そこでMV88+では、あらゆる装備を取り付けることができる柔軟性を意図的に盛り込んで設計しました。5つのセットアップからお選びいただけます(引き続き開発中!)。

上記のオプションに加えて忘れてはならないのは、標準的な1/4インチコネクターがあれば、MV88+をお手持ちの三脚やスタンドに取り付けることができるという点です。

 

バッテリー充電

新しいMV88+には優れた機能がもう1つあり、iOSの充電中もUSB3カメラアダプターを使って録音できます。長時間の録音中でも電池残量を気にする必要はなくなります。iPhoneの電池が切れても動画ブログの撮影を中止する必要はないのです!

 

音質の向上

MV88で録音できる音質は今でも驚異的なものですが(大音量のコンサートを録音すればお分かりいただけます)、過去3年で学んだことがいくつかあり、それを元にMV88+の性能を強化しました。この新しいマイクのサウンドは、従来のものよりも全体的にやや開放的で、より自然に近いものになっています。

 

互換性

もちろん良質なオーディオはiOSユーザーだけのものではないことは承知しています。幸い、MV88+には、多彩なAndroidデバイスとの互換性もあります。この新しいマイクに対応しているスマートフォンについてはShure.com/MOTIVCompatibilityにてご確認ください。Samsung Galaxy S8とS9のユーザーの方々には十分にご満足いただけると思います。

 

オリジナルの強み

MV88+ ビデオキットは、あらゆるタイプのコンテンツクリエーターにとって間違いなく強力なパッケージとなります。しかしオリジナルのMV88も、多くのユーザーに選ばれるだけの実用的な利点を十分に備えています。

まず価格重視でキットの追加機能を必要としていない方は、MV88をご検討ください。主な使い道が動画撮影よりも音声アプリケーションである方は、MV88をお使いいただければプロ仕様の音質を実現するために必要なものがすべてそろいます。

また、MV88はセットアップに時間を要しません。今すぐ録音したいときにモタモタしていると瞬間を逃してしまうかもしれません。MV88はポケットに収まるサイズで、そのまますぐに持ち出せます。iPhoneをロックしたまま既存のLightningポートにマイクを接続することもできます。すぐに録音可能状態が求められる状況にも、オリジナルのMV88があれば十分対応できます。

 

 

直接比較 MV88+ MV88
ライブストリームへの対応 X
リアルタイムヘッドホンモニタリング X
用途の幅広さ X
使用中の充電 X
複数のマウンティングオプション X
Bluetooth経由でのモニタリング X ※1
iOS以外のデバイスでの使用 ※2 X
ノートパソコンでの使用 X

 

※1 プレイバックのみ。

※2 詳細についてはShure.com/MOTIVcompatibilityをご覧ください。

Shureの推奨 MV88+ MV88
コンパクトさが重要:  
バンド練習/仮トラックの録画・録音 :  
コンサートでの録音:  
ライブパフォーマンスのビデオ録画:  
インタビューの録音:  
GarageBandでの多重録音:  
多目的使用(屋外でのビデオ録画/録音など)  
お持ちの機材/三脚への取り付け:
Soren Pedersen

ソレンはShureのワイヤードマイクロホンのプロダクト・スペシャリスト。MOTIV™ およびPG ALTA製品ラインの開発チームの一員であり、Shureイヤホンの愛好家でもあります。彼はコロンビアカレッジ・シカゴ校でオーディオアート及び音響を学び、15歳の時からすでにレコーディングを行ってきました。プライベートでは彼自身ドラムをプレイし、料理も大好きだそうです。