テレワークでよりよい音声環境を実現するには?

Andrew Low | 2021年11月30日 テレワークでよりよい音声環境を実現するには?

テレワークの増加により、自宅からビデオ会議に参加する場面で、よりクリアなオーディオ品質が求められています。生産性や効率性を高める音声環境を整備するにはどのような方法があるのでしょうか。

ハイテクなホームオフィスのためのオーディオ

テレワークには、特有の困難が伴います。ビデオ会議中、「聞く」ことに悪戦苦闘して集中できなかったり、他の参加者に自分の声がはっきりと聞こえないこともあります。こういった理由から、音声品質の高さはこれまで以上に重要になってきています。

最近ShureがIlluminas社との協力のもとおこなった調査によると、「全体のバーチャル会議の3分の1は音声品質が低い」という結果になっています。ビデオ会議での不満の5つのうち4つは音声品質の問題に由来します。具体的には、バックグラウンドノイズやエコー、音声の途切れ、他の参加者の声が聞こえないといった問題です。

在宅でのビデオ会議で自分の声を確実に相手に聞かせ、また相手の声を細部まで聞き取るには、、正しいコンピューター・マイク、マイク付きイヤホン、ヘッドセットを選択することが重要です。

以下のステップを踏み、ホームオフィスにとってベストなオーディオ機器を選択しましょう。

ステップ1: マイクをアップグレードする – ノートPCのマイクは十分ではありません!

外付けマイクを使い、お使いの環境をアップグレードするところから始めましょう。多くの場合、PCに標準搭載されているマイクは無指向性ですのでエコーや残響を含め、部屋のノイズを全て拾ってしまいます。また、高品質なヘッドホンやイヤホンに搭載されているマイクに比べると、あなたの声は遠く、”小さく”聞こえてしまいます。一方、ヘッドホンやイヤホンに搭載されているマイクは、指向性を持った設計がされており、より効率的にあなたの声と会話のニュアンスを拾います。また、あなたの声がより大きく聞こえるように、より口に近い位置にセットされます。

卓上に設置する外部USBマイクを選択することも可能です。これはビデオ会議におけるあなたの声の品質を劇的に改善します。ShureのMV5Cホーム・オフィス・マイクロホンは単一指向性マイクですので、マイクの正面から届く音声に対して、より自然で敏感です。つまり、あなたの声は環境ノイズよりも優先され、またスピーチモードを利用すれば、自動イコライゼーション機能によりボーカル周波数をブーストし、クリアで聞き取りやすいスピーチを実現します

MV5C ホーム・オフィス・マイクロホン


ステップ2: 柔軟性 – モバイル環境でもデスクトップ環境でも使える

昨今の情勢により、私たちの多くは自分のアパートや家に暫定のホームオフィスを作りました。もし限られたスペースしかないのであれば、必要なオーディオ機器のタイプも変わってきます。スマホから通話したりビデオ会議に出席する場合は、AONIC 50 ワイヤレス・ノイズキャンセリング・ヘッドホンのようなBluetooth ヘッドホン、AONIC 215 TRUE WIRELESS 完全ワイヤレス高遮音性イヤホンのようなワイヤレスイヤホン、もしくはワイヤードイヤホンを選択する必要があります。

ノートPCやデスクトップPCで仕事をする場合は、マイク付きのイヤホン/ヘッドホンや卓上USBマイクを選択することができます。MV5CといったデスクトップUSBマイクは、Microsoft TeamsやZoomのようなビデオ会議アプリケーションと互換性がありますが、AndroidやiOSデバイスでは動作しません。

ステップ3: 直接接続でシンプルに。

イヤホン/ヘッドホンや外部USBマイクを使うときは、デスクを煩雑にする機器は増やしたくないでしょう。マイク付きの有線イヤホンはPCの入力端子に直接接続することができます。Bluetoothヘッドホンは、ケーブルを気にすることなく約9mの範囲で、ビデオ会議に参加することができます。

USBマイクは、1本のケーブルをコンピューターのUSB端子に接続するだけでシンプルにセットアップできますので、会議に即座に参加できます。自分のワークスタイルに合わせて、姿勢を変えてもしっかりと音声が伝わるようにマイクをセットします。

ステップ4: バックグラウンドのノイズをシャットする

ホームオフィス環境はノイズが多いため、防音機能やノイズキャンセリング機能でそれらを防ぎ、集中して明瞭な音声を体験することのできるイヤホン/ヘッドホンに投資する価値は十分にあります。

AONIC 50 ワイヤレス・ノイズキャンセリング・ヘッドホン


ステップ5: くつろげる環境を

勤務時間の大部分をビデオ会議に費やしているのであれば、お使いのイヤホン/ヘッドホンが、快適で使いやすく音声品質が高いかどうかを確認しましょう。どの機器も、会議の参加者の声を聞くのに負担がかからず長期間の利用に最適なのかどうかを確認しましょう。

多くの場合、静かな環境においてテレワークのベストな音声ソリューションはUSBマイクです。またヘッドホンを外しPCの内臓スピーカーや外部スピーカーで聞くことで、休憩することもできます。

ホームオフィスのオーディオ体験を高める多くのテクノロジーにより、今まで以上にどこにいてもビデオ会議をおこなうことが容易になりました。.

Shureのマイクロホンとヘッドホンは、スタジオ級の音質をホームオフィスで再現します。さらに詳しい情報はこちらをご覧ください。

テレワークのリモート会議を聞き逃さない、スタジオ品質のサウンド

https://www.shure.com/ja-JP/conferencing-meetings/applications/homeoffice
 

Andrew Low

Andrew Low

Shueインテグレーテッドシステムズのグローバル・マーケティング・マネージャー。オーディオ技術の分野以外では、ロンドンのパブの地下でギターを弾いている姿を見かけることができる。School of Audio Engineeringニューヨークキャンパスでの修学を経て、大西洋を渡りロンドン在住10年。