ソーシャルディスタンスを確保したイベントで高品質なワイヤレスオーディオが必要な理由

2021年11月23日 ソーシャルディスタンスを確保したイベントで高品質なワイヤレスオーディオが必要な理由

対面式のライブイベントが復活しており、1年強もの間イベントのキャンセルや延期を体験したイベント開催事業者は、収益源を立て直すためにあらゆる機会をつかもうとしています。同様に、企業のイベントチームは、企業が新たな様式に徐々に戻るにしたがって、より多くの人が参加するよう働きかけるというタスクを課されています。

当然ながら、ライブイベントの運営では依然として克服しなければならない障害が無数にありますが、特に参加者のソーシャルディスタンスを確保する必要性が障害となっています。これは、多くの国で政府が義務付けている要件というだけではありません。ソーシャルディスタンスには、安全で快適であることを望む参加者のニーズも反映されています。昨年の業界調査では、イベント主催者が回答した最大の障害として、安全性に関する懸念が圧倒的に多く、55.5%であったのに対し、他の障害として2位に挙げられた移動制限は15%で、大きく引き離していました。

イベント主催者は、座席の間を広げる計画や、新しい、より広い場所にすばやく適応しています。しかしここで、そうした会場特有のオーディオの課題が発生します。クリアで明瞭な音声は、有意義に会話し、アイデア交換し、創造力に火をつけるために欠かせません。しかし、時には大きな会場で、非常に離れた距離で人々が座る中で、どうすれば互いに明確に聞き取れるのでしょうか。そして、通常とは違う会場のレイアウトに対応したり、ニーズの変化に応じて拡大(または縮小)したりするには、どうすればよいのでしょうか。

どんな場所でも互いに聞き取れる

2021年のある調査では、イベントプランナーの90%が、従来の形式とは異なる会場を予約する傾向が高いことが分かりました。イベント主催者が、ソーシャルディスタンスを確保したイベントを開催するために、学校の体育館や公民館といった、広いが不規則なイベントロケーションを求めるようになっている中で、低品質の音響や、局所的な音声の補強ができないことにより、多くの場合に課題が発生します。

Shureは、あらゆる空間に対応するオールインワンのソリューションでこの問題を解決します。Microflex® Complete Wireless(MXCW)デジタルカンファレンスシステムは、マイクロホンとラウドスピーカーを1つのカンファレンスユニットに統合し、イベント参加者全員が、自分の席にいながら高品質の音響で、一語一語すべてを簡単に聞き取ることができます。部屋の音響の状態は関係ありません。初めて利用する場所では現地の状態が不明なことがよくありますが、そのような場所でイベントを計画する際にこれは特に有用です。

しかし、それだけではありません。MXCWの統合された設計では、追加のケーブルが必要となるアンプやスピーカーをたくさん持ち込む必要はないため、スピーカーから爆音が流れるようなことはなく、人々が自然な音量で互いに聞きあうことのできる、より快適な構成を作ることができます。

ワイヤレスに移行

散らばった座席配置の部屋でオーディオをセットアップする場合でも、通常とは異なる会場に移行する場合でも、あるいは、当日になってレイアウトや参加人数を変更する場合でも、オーディオシステムの柔軟性が極めて重要となります。

ワイヤレスに移行することで、イベント主催者はそのような変更に効率的に対応でき、一時的なAV機器のセットアップによる影響を最小限に抑え、つまずく危険も取り除くことができます。これは、特にさまざまなサイズや形式の会議に対応する、柔軟性の高いパーテーションで区切られた部屋において、極めて優れた効果を発揮します。

ワイヤレスシステムなら、会場が長いケーブルでごちゃつくことがないため、見た目にもすっきりとし、よりビジネスにふさわしくなります。また、ケーブルのいらないセットアップのニーズは、配線システムとケーブルのテーピングの使用が制限される伝統的な建物や会場でも広く見られます。

会場の制約を乗り越える

ソーシャルディスタンスを確保しやすい会場に移行するうえで、音響やレイアウトに関する課題以外にも、電源へのアクセスという問題が伴うことがあります。そうした会場は、多くの場合にイベントを開催するために設計されているわけではないからです。

電源プラグが少なく済む機器や装置も、運搬・移動のもう1つのメリットとなるでしょう。一例として、MXCWアクセスポイントトランシーバーは、ACアダプター(PoE)とオーディオ信号両方で1つのケーブルを使用する一方、MXCWワイヤレスカンファレンスユニットは、1日のイベントには十分な最大11時間の動作時間を備える充電式リチウムイオン電池を電源としています。1日の終わりに、あるいは必要な時にネットワーク充電ステーションを使えば、10個の電池をわずか4時間でフル充電できます。

MXCWはこのようなきめ細やかさにより、イベント主催者が難なく卓越したイベントを提供できるようにする、優れたワイヤレスソリューションとなっています。

必要に応じて拡張

イベントで変更が必要になった場合はどうすればよいでしょうか。たとえば、対面式イベントの需要が増えて、参加人数の上限が引き上げられ、イベント主催者がより大きなスペースに移ることを決定するというような場合が考えられます。会場または規模の変更は、珍しいことではありません。主催者には、時には急ぎでオーディオセットアップを調整する柔軟性が必要です。

MXCWは、テクノロジーに詳しくないユーザーでも簡単にすばやくセットアップできるため、主催者は新しい場所で滞りなく進めるために、コストの高い専門的な技術リソースを利用する必要はありません。このセットアップの簡単さは、MXCWが、アクセスポイントトランシーバー(APT)カンファレンスユニット、そしてネットワーク充電器というたった3つの主要コンポーネントで構成されている結果です。

さらに、1つのAPTで、単一のワイヤレスチャンネルを通じて最大125のカンファレンスユニットに接続できます。幅広いグループサイズに対応できるのです。カンファレンスユニットを単純に追加すれば、数分でマイクロホンの数を増やせます。電源をオンにすれば、各ユニットが自動的にAPTに接続され、他の設定は不要です。

あらゆる会場で優れた了解度を実現

ソーシャルディスタンスは課題である一方で、物理的なイベントでは新たな様式となっています。会場のスペースが大きくなり、人々が離れて座る配置において、イベントスペース全体で高い了解度の音声を一定の音量で届けることが、これまで以上に重要になっています。

MXCWなら、自分の発言が全員の耳に届きます。ケーブルのいらないセットアップであらゆる場所や座席配置に適応する、信頼性と柔軟性を備えた、完全なネットワーク対応サウンドシステムです。イベント主催者は、イベントの開催場所についてより多くの選択肢が得られ、各種の形式に容易に対応でき、参加者は問題なく互いの声を聞き取ることができます。

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