ブリスベンを拠点とするリード・ウォール(Reid Wall)氏は、オーストラリアクイーンズランド州およびノーザンテリトリーにあるすべてのヒルソング教会のプロダクションマネージャーとして、音響、照明、およびビデオチームを担当しています。
Shure UHF-RおよびULX-Dシステムのアップグレード候補として、特にRF信頼性、音質、操作性の観点からAXT Digitalを評価すること
3台のハンドヘルド型および3台のボディーパック型ADシリーズ送信機を含む6チャンネルのAXT Digitalワイヤレスデモラック
極めて高いRF性能、音質の向上とノイズフロアの低下、既存Danteネットワークへの容易な統合
サウンドエンジニアのリード・ウォール氏は、オーストラリアクイーンズランド州およびノーザンテリトリーにある9つのヒルソング教会のプロダクションマネージャーを務めています。今回、Shure販売代理店のJANDSとの協力により、新しいAXT Digitalワイヤレスシステムをテストする機会に恵まれました。テストに使用した6チャンネルシステムは、AD1ボディーパック型およびAD2ハンドヘルド型送信機に、AD4Q 4チャンネルおよびAD2D 2チャンネル受信機という構成でした。
ウォール氏のホームキャンパスはブリスベンにあり、エンジニアの1人として毎週末の礼拝でFOHまたはモニターのミキシングを担当しています。簡単に比較するために、AXT Digitalを礼拝室の16チャンネルのShure ULX-Dデジタルワイヤレスおよび14チャンネルのPSM 1000インイヤーモニターと統合したところ、すぐに違いがわかりました。
「AXT Digitalは、まったく問題なくシステムに統合できました。音質は素晴らしく、これまで使用したことがあるデジタル・ワイヤレス・マイクロホン・システムの中で間違いなく最高です。ハイミッドとトップエンドが非常になめらかで、本当にノイズフロアが低く、クリアな音質であることに加え、RFの問題は一切発生しませんでした」(ウォール氏)
Wウォール氏は、受信機が4つのイーサネットポートを備えている点も高く評価しています。これにより、ネットワーク上でDanteネットワークトラフィックをShure Wireless Workbench(WWB)から切り離すことができ、完全なリダンダンシーが得られるからです。ウォール氏は、WWBを使用してブリスベンキャンパス全体を3つのゾーンに分けて50のRFチャンネルの周波数コーディネーションを行っているため、これは重要なことです。
また、ブリスベンヒルソング教会ではShureのリチウムイオン充電池を使用しているため、AXT DigitalがULX-D、QLX-D、PSM 1000、PSM 900用の既存のSB900充電池パックに対応していることも高評価につながりました。
テスト結果を受けて、ウォール氏はできる限り早い機会に4チャンネルシステムを発注し、AXT Digitalへの段階的移行を進めることを決めました。「AD送信機は、完全なShowLinkシステムを必要とせずに、AXT DigitalのRF面と音響面での利点の多くを提供するという点が気に入りました。これは、Shureがユーザーの声を本当に大切にしていることの証しです」(ウォール氏)