Shure

AXT DigitalがCP Communications社のヘンリー・コーエン(Henry Cohen)氏のテストに合格

顧客プロフィール

ヘンリー・コーエン氏は、全米の主要スポーツおよび特別イベント放送を手掛けるRF音響映像関連の総合制作支援会社であるCP Communications社のRFシステム設計専門家です。

課題

ますます混雑するUHF環境において、ワイヤレスの信頼性を高めながらチャンネル数とサウンドクオリティーを確保すること

ソリューション

Shure AXT Digitalワイヤレス + ADシリーズ送信機

効果

RF性能の大幅な向上に加え、スペクトル効率、オーディオクオリティー、および全体のワークフローが改善

導入事例

CP Communications社は、主要スポーツおよび特別イベント放送を手掛けるRF関連総合制作支援会社です。600 MHz UHF帯が大幅に縮小され、残りのDTV放送事業者の間で500 MHz帯の周波数再編が進む中、信頼の高い安定したワイヤレスソリューションの確保が急務となっています。シニアRFエンジニアのヘンリー・コーエン氏は、アンテナシステムが複数のゾーンにわたって分配され、多数のRFチャンネル数が必要とされる2つの主要スポーツイベントの大都市圏向けテレビ放送において、4チャンネルShure AXT Digitalシステムをテストしました。

コーエン氏は、AXT Digitalプラットフォームのスペクトル効率と、受信機への4つのアンテナ入力が可能な新しいQuadversityな(クワッドバーシティー)機能について非常に期待できそうだと感じました。

「Quadversityは強力な機能です。広大なRFカバー範囲が必要とされる現場において非常に役立つことがわかりました。多くの場合、重複するターゲットゾーンのカバー範囲のバランス調整はリアルタイムで行わなければならず、イベント中に必要に応じて感度を調整したり、ゾーンをオン/オフしたりする必要があります。Quadversityを使用すればその作業の多くを省くことができ、ワークフローの大幅な改善につながります。この点が極めて貴重でした」(コーエン氏)

コーエン氏は、現代の高ノイズフロア環境での運用に適した優れた感度を備えた新しいデジタルワイヤレスを採用したAXT DigitalのRF性能にも感心しました。「この製品のデジタルRFシステムは大幅に改良されており、標準モードでもHigh Density(ハイデンシティー)モードでも、信号安定性とスペクトル効率の両面で他社製品はもちろん、他のShure製品をも凌駕しています」(コーエン氏)

「AXT DigitalはCP Communications社が常に直面している厳しいRF環境でも安定運用が可能だとコーエン氏は考えています。また、現在販売されているAXT Digital受信機が2018年中旬に発売予定のADXシリーズ送信機に完全対応している点も高く評価しています。

「このシステムは設計、機能、製造品質のどれをとっても優れています。また、改良点と新機能の統合により、ワークフローの点で大きな優位性を実現しています。総合的に見て、新しいAXT Digitalシステムは、現在市販されているワイヤレスマイクロホン製品の中で、周波数帯域の逼迫と混雑に対処する上で最善の選択肢です」(コーエン氏)

導入製品一覧

数量
モデル名
説明
1
AD4Q
AXT Digital 4チャンネル受信機(1RU)
4
AD1
AXT Digitalボディーパック型送信機
4
AD2
AXT Digitalハンドヘルド型送信機
1
SBRC
ラックマウント型充電ステーション