【大学】 明星大学様 | 混信を防ぎ業務負担も改善、クリアな音質の会議システムを実現|ULX-D®

【大学】 明星大学様 | 混信を防ぎ業務負担も改善、クリアな音質の会議システムを実現|ULX-D®

はじめに

電波の混信などの問題が発生せず、電源を入れればすぐに使えるので、業務の負担を大幅に軽減することができました

学校法人明星学苑 学苑・大学管理局総務ユニット課長補佐 渡辺卓氏

お客様プロフィール

1964年に開学した明星大学は、計9学部12学科を擁する総合大学。東京・日野の広大なキャンパスには約8,000名もの学生が通い、大学通信教育課程や大学院も設置している。早くから“体験教育(自立と体験)”を授業に取り入れてきたことでも知られ、総合大学の強みを生かした学部・学科横断型のカリキュラムにより、個人の能力を伸ばしながら主体性のある人材を育成している。

2020年に本館内にある会議室を改修し、新たにULX-D デジタルワイヤレスシステムを導入。長年の課題だった電波の混信とマイクの本数不足の問題を解決した。

学校法人明星学苑 明星大学
事業内容:学校法人
業種:教育
導入場所:明星大学 日野キャンパス 本館7階 701B会議室
URL:https://www.meisei.ac.jp/

納入事業者
電子システム株式会社
URL:http://densys.jp

課題

明星大学日野キャンパス本館7階にある『701B会議室』(1994年開設)は、最大50名を収容できる中規模の会議室で、教職員の研修をはじめ学部長会や教授会といった重要な会議でも使用されている。しかし近年、他施設でのワイヤレス機器の導入が進んだり周辺に携帯電話の基地局が建てられたこと等から、会議中に電波の混信が発生するようになった。さらに、チャンネル数を一定数以上使用する場合は煩雑な設定が必要で、電波の混信問題の解消と、16本のマイクをシンプルに同時運用できるようにすることが課題だった。

ソリューション

明星大学から相談を受けたシステム・インテグレーターの電子システム株式会社は、Shureを含むワイヤレス・システムを取り扱うメーカー3社に依頼し、実際に『701B会議室』にデモ機を持ち込んで電波調査と運用試験を実施。その結果、最も優秀な成績を収めたULX-D デジタルワイヤレスシステムの導入が決定。4台の4チャンネル受信機ULXD4Qは室内の機材ラックに収納され、2台の指向性アンテナUA864Aは天井の両端に取り付けた。この取り付け位置は、会議室を区切るパーテーションを移動し、スペースを拡張した際の運用を考慮して決定された。

効果

改修工事後、会議用ワイヤレスシステムはこれまで電波の混信問題は一切発生していない。また、マイクの本数が必要な会議も電源を入れるだけで使えるようになり、使い勝手も大幅に向上した。『701B会議室』の管理を担当する学校法人明星学苑 学苑・大学管理局総務ユニット課長補佐の渡辺卓氏は、その使用感について以下のように述べている。

「これまでたびたび受けていた苦情や要望は一切無くなったので、電波の混信の問題は解決できたのではないかと思っています。新しいシステムの導入で一番助かっているのは事務局かもしれません。以前はチャンネルが重複しないように、職員が学部長会が始まる前にセッティングをしていたわけですが、そういった手間が無くなりました。実際、事務局の職員は、「電源を入れればすぐに使えるので助かる」と言っていました。業務の負担がかなり軽減できたのではないかと大変満足しております」

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ユーザーの声 - スペシャルインタビュー

今回、会議室の改修工事にあたり数あるワイヤレス・システムの中からULX-Dを選定した理由は何だったのか。学校法人明星学苑 学苑・大学管理局 課長補佐の渡辺卓氏と、音響システムの設計・納入を担当した電子システム株式会社の渋谷一景氏にお話を伺いました。

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● ワン・キャンパスの総合大学、明星大学

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——— はじめに明星大学様の沿革をご紹介いただけますか。

渡辺 本学は1923年に創立された明星実務学校を源流としており、明星大学としての開学は1964年のことになります。理工学部、人文学部、経済学部、教育学部、経営学部、情報学部、デザイン学部、心理学部、建築学部の計9学部・12学科を擁する総合大学であり、一学年約2,000名、合計8,000名弱の学生が在籍しています。キャンパスは以前は青梅にもあったのですが、10年以上かけて日野に集約しました。ですので現在は、ワン・キャンパスの総合大学として、学生は全員この日野キャンパスに通っていることになります。

学校法人明星学苑 学苑・大学管理局 課長補佐の渡辺卓氏

——— 多摩エリアは大学が多い地域ですが、他の大学と比較した明星大学様の特色というと?

渡辺 まずは9学部・12学科を擁する総合大学ということが挙げられると思います。教員は様々な分野の専門家が集まっていますし、総合大学であることの強みを生かし、学部横断型のカリキュラムもたくさん用意しています。もちろん、特定の専門知識を深く学ぶこともできますし、その過程で他の分野に興味が出てきた場合は、多様に学ぶことができる。これは本学の大きな特色の一つです。

またこの10年、教育への人気が続いているのですが、教職を取得できる教育学部は教員採用試験でも多くの実績を残しており、学生の間でも大変人気があります。最近は教育学部が大学全体を牽引している感じがありますね。

——— 近年、明星大学様が力を入れて取り組んでいることはありますか。

渡辺 近年というわけではないのですが、本学の教育目標の一つである“実践躬行の体験教育”には引き続き力を入れて取り組んでいます。教員が学生に直に接して指導する教育ですね。ただ、現在はこういった状況ですので、リモートでの講義が主流になり、なかなか直接学生を指導するということができません。今後、どのような方策を取っていくかというのは本学にとって大きな課題になっています。

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● 長年の課題だった電波の混信の問題

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——— 先頃、マイク・システムを更新された701B会議室についておしえてください。

渡辺 平成16年に竣工した本館の7階にある会議室であり、主に一般的なミーティングや部署内の会議、年度始めの辞令式、教職員の研修などで使用され、学部長会や教授会といった重要な会議で使用されることもあります。収容人数は最大50名程度ですが、パーテーションが可動式になっているので、より広い空間にすることもできるようになっています。

——— 使用頻度は高いのですか?

渡辺 そうですね。学内には他にも会議室はあるのですが、最も使用頻度の高い会議室かもしれません。この本館という建物には多くの事務局が入っているので、利便性の高さからこの会議室が使われることが多くなっています。また、大学は年々改組改変を繰り返しているわけですが、最近は学部が細分化され、一学部あたりの教員数が減っているんです。それによって教授会に参加する教員の数も少なくなっており、以前は大きな会議室で行われていた教授会が、これくらいの規模の会議室でも行われるようになりました。ですので、単に使用頻度が高くなっているだけでなく、重要な会議で使用されるケースも増えています。

——— これまで使用されてきて、この701B会議室にはどのような課題がありましたか。

渡辺 昔からというわけではないのですが、最近は電波の混信が問題になっていました。ここ数年で他の部屋へのAV装置の設置が進み、現在学内では120以上のAV装置が整備されています。その中でマイクを含む設備は50以上あり、いろいろな周波数帯が混在しているものですから、たびたび電波の混信が起こるようになりました。学部長会などは機密性の高い会議ですので、“どうにかならないか”という要望を受けるようになっていたのです。

それとマイクの本数ですね。大きな会議ですと16本は欲しいと言われていたのですが、それまで使用していたシステムですと、1つのチャンネルに複数のマイクを設定し、2人同時に喋らないようにするといった配慮が必要だったのです。ですので、単純にマイクの本数を増やしてほしいという要望は以前からありました。従来のマイクは、電波法で言うところの旧規格のマイクだったこともあり、電子システムさんに相談して新しいマイクを導入することにしたというわけです。

渋谷 電波の混信は、敷地内の設備と密接に関わってくる問題です。特に明星大学様のような大学では、音響機器を比較的長期間使用されますので、どうしても新旧の機器が混在し、5〜6年前の製品と現行製品が上手くマッチングしないという問題が出てくる。マイク設備を設置する際は、電波の混信の問題は必ずと言っていいほど起こります。

電子システム株式会社の渋谷一景氏

——— 電波の混信を避けるために、学内でマイクの運用ルールを定めていますか。

渡辺 基本的なルールはあります。私どもが整備した設備に関しては、機器の情報を持っていますから、チャンネルが重複しないような配慮はできます。また、マイク・システムのような備品を導入する場合は、必ずある部署を通ることになっていますので、そこでも管理をしています。ただ、学内の設備の完全な掌握が難しいというのも事実です。あるとき、“こんなところでポータブル・マイクを使っているのか”と気付くことがありますし……。電波の混信が起きても、何が原因になっているのか分からないというのが実際のところでした。近隣には携帯電話の基地局もあるので、学内の設備だけが原因とは限りませんからね。

——— 明星大学様からの相談を受けて、電子システム様ではどのような提案をされたのですか。

渋谷 明星大学様からは昨年(注:2019年)の夏前に、マイクを16本同時に使えるようにしたい、その上で混信の問題をどうにか解決したいというご相談がありました。それに対して私どもがどのようなご提案ができるか検討に入ったわけですが、最終的に弊社が取引しているマイク・メーカーさん4〜5社に声をかけ、この会議室に製品を持ち込んでテストをしてもらうことにしたのです。近隣に携帯電話の基地局があり決して電波環境の良い場所ではありませんし、学部長会などの重要な会議でも使用されるというお話でしたので、問題なく運用できるかどうか、実際にテストを行わないといけないだろうと。お声がけをしたメーカーさんの中には「この環境は厳しい」とおっしゃるところもあり、実際に参加していただいたのは3社だったのですが、その中で最も優れていたのがShureさんのULX-Dデジタルワイヤレスシステムだったのです。Shureさんは、最初にお声がけをしたときから「弊社の製品であれば大丈夫です」と即答で、大変心強かった。私どもとしては、明星大学様が抱えている問題を解決しなければならない責任がありますので、今回はShureさんにお願いしようと決めたというわけです。

渡辺 テストには私も同席させていただきましたが、Shureさんの担当者がパソコンを使って電波測定を行ない、障害が無いことを目で確認できてホッとしました。

渋谷 ULX-Dは電波環境のスキャンを行うことができ、その環境に置いて利用可能なチャンネルを検出することができます。この技術によって限られた帯域の中でも多くのチャンネルの運用が可能になっているのです。

——— 今回設置されたULX-Dのシステム構成についておしえてください。

渋谷 ハンドヘルド型ワイヤレス送信機のULXD2/SM58が16本、4チャンネル受信機ULXD 4Qが4台です。アンテナは2箇所、室内両端の天井に取り付け、ULXD 4Qはラック内に収納してあります。アンテナの取り付け位置に関しては、パーテーションを移動すると部屋のサイズが広がりますし、天井の中央には梁がありましたから、両端がベストだろうという判断です。事前に天井裏がどうなっているのか調査していたので、設置自体は何の問題もなくスムースに完了しました。

4チャンネル受信機のULXD 4Q
天井に取り付けた指向性アンテナのUA864A
ハンドヘルド型ワイヤレス送信機のULXD2/ SM58は16本導入

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● ULX-Dの導入によって問題は解決し、運用時の操作もシンプルに

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——— 実際に運用されて、使用感はいかがですか。

渡辺 新型コロナウイルスの問題もあり、まだそれほど使用したわけではないのですが、これまでたびたび受けていた苦情や要望は一切無くなったので、電波の混信の問題は解決できたのではないかと思っています。新しいシステムの導入で、一番助かっているのは事務局かもしれません。以前はチャンネルが重複しないように、職員が学部長会が始まる前にセッティングをしていたわけですが、そういった手間が無くなりました。実際、事務局の職員は、「電源を入れればすぐに使えるので助かる」と言っていましたね。電波の混信が起きたときは、最初に私どもの部署に連絡が入るのですが、それも無くなりましたし、業務の負担がかなり軽減できたのではないかと大変満足しております。

——— このような施設で使用する機器を選定する際は、サポート体制も重要になってくるのではないでしょうか。

渡辺 おっしゃるとおりです。電子システムさんからは、「Shureのマイクはアメリカ大統領の演説でも使われている」と伺っていて、それだけ一流のメーカーなのであれば安心して導入できると思いました。同時に本学では、電子システムさんのサポートにも絶大な信頼を寄せています。先ほども言ったとおり、学内では多くのAV装置を運用しているわけですが、32部屋の設備は電子システムさんに導入していただいたものです。私は10年以上、電子システムさんと仕事をご一緒させていただいていますが、何か問題が起こったときの初期対応がとにかく早いんです。他の会社ともお付き合いしていますが、どの会社よりも初期対応が早い。そして対応が早いだけでなく、担当者の方がこちらの相談に熱心に耳を傾けてくれるんです。機材の保守契約を結んでいれば、サポートしていただけるのは当然だと思いますが、サポート以外の部分でもいろいろと相談に乗っていただけるので、本当に助かっています。それと電子システムさんは、担当者が変わっても、良い意味で変化が無いのがいいですね(笑)。会社によっては担当者がすぐに変わってしまうところもあり、そうすると対応が変わってしまったりする。電子システムさんにはずっと紳士的に対応いただいているので、このまま良い関係を続けていけたらと思っています。

渋谷 トラブルが発生したときにお客様が一番困ってしまうのは、サポートの担当者と連絡が取れないことだと思うんです。担当者と連絡が取れないことには、お客様の解決策が無くなってしまうわけですからね。ですので、何事も迅速に対応するというのは心がけていることです。もちろん、機器を修理しなければならないときなど、根本的な解決には時間がかかってしまうこともありますが、一時的な対応を迅速にできればお客様も安心できる。経過報告なども頻繁に行い、できるだけお客様を不安にさせないようにしています。

——— 最後に、Shureというメーカーに対するイメージがあればお聞かせください。

渡辺 今回初めて導入させていただいたのですが、有名なメーカーと聞いていますし、安心して使用できるのではないかと思っています。

渋谷 私どもはいくつかのマイク・メーカーを扱っていますが、Shureの製品ならばお客様からの難しい要望にも応えることができる、プロフェッショナルなメーカーという印象です。その分、お値段は張ってしまいますが、それだけの品質を持っている。これまでShure製品で大きなトラブルが起こったことはありませんし、何を聞いても「大丈夫」と言ってくれるサポートにも信頼を寄せています。とりあえずShure製品ならば間違いはないという印象です。

※取材日2020年11月25日。撮影時のみマスクを外しています。

 

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導入製品

製品名 説明
ULXD2/SM58 ULXD2/SM58 16 Shure ULXD2は、ULX-D™デジタルワイヤレスシステム互換のハンドヘルド型ワイヤレス送信機です。
ULXD®4Q ULXD®4Q 4 Shure ULXD4Qクアッドチャンネルデジタルワイヤレス受信機は頑丈なシングルラックボディに4チャンネルの優れた音質、RF信号安定性、および先進のセットアップ機能を提供します。
UA864 UA864 2 UA864 アンテナは広帯域でRFを受信でき、シンプルな筐体で壁や天井に容易に取り付けることができます。
UA844+ UA844+ 1 Antenna distribution system offers 4-way active antenna splitting and cascade port with different frequency versions available.