Shure、ポール・マッカートニーとザ・フーの 限定版グラフィックデザインSM58マイクをオークションへ

2017年2月22日
Shureが伝説的アーティストとSM58発売50周年を祝ってeBayのチャリティプログラムに参加、 収益金のすべてをMeat Free MondayとTeen Cancer Americaに寄付

世界でもっともポピュラーなマイクロホンShure SM58ダイナミックマイクロホンは1966年以来、世界的に強い影響力を持つミュージシャンたちに愛用され続けています。そのSM58と伝説的アーティストたちとの強い絆の記念として、Shureはポール・マッカートニーとザ・フーの協力を得て600本限定で特別グラフィックデザインによるシリアル番号付きSM58を製造し、オークションに出品します。キャンペーンによる収益金はこの二組のアーティストが力を注ぐ基金、ポール・マッカートニーのMeat Free Mondayとザ・フーのTeen Cancer Americaへ全額寄付されます。シリアル番号付きマイクロホンは、アーティストごとの特別グラフィックデザインとなっています。SM58 50周年ポール・マッカートニー記念版は、ポールの娘メアリー・マッカートニーが撮影したKisses on the Bottomのアルバムジャケットのデザインを採用。ザ・フー限定版は、1976年以来彼らのアルバムカバーのデザインとPR用ビジュアルを担当しているグラフィックデザイナー、リチャード・エバンスのオリジナルアートワークを採用します。

それぞれの300本ずつのSM58がオークション用に製造され、シリアル番号11~300の製品は定価で販売されます。シリアル番号1~10のマイクロホンは、ハンドル部分にアーティストの直筆サインを入れてShureによりオークションに出品されます。限定版マイクロホンのオークションはチャリティプログラムeBay for Charityにて実施され、収益金は全額がアーティストの選んだチャリティへと寄付されます。長年にわたって世界で愛され続けているこれらのアーティストたちの音楽と彼らの慈善活動の歴史を称え、またその活動に一緒に参加できる、それがSM58 50周年記念アーティスト限定版オークションなのです。

「ポール・マッカートニーとザ・フーは、私たちの時代において最も影響力がある曲を多数発表している偉大なアーティストです。彼らが世界に与えたインパクトを考えれば、この特別な50周年記念版SM58を彼らとのコラボレーションによって作るはとても自然なことです。しかもその彼らの声をあらゆる世代のファンたちに届けてきたのは、まさにこのマイクですからね。」とShureの企業及び政府リレーションズ担当バイスプレジデントであるマーク・ブルナーは語っています。「そしてポール、ロジャー、ピートは慈善活動にとても熱心で、長年にわたって寄付を行なったり慈善活動を指揮したりしていることでも知られています。そんな素晴らしいミュージシャンの選んだチャリティ団体に今回の収益を100%寄付できることを私たちも誇りに思っています。」

「Meat Free Monday」はポール、メアリー、ステラ・マッカートニー親娘が2009年に設立した団体で、家畜生産による環境的ダメージに対する人々の理解を高める活動を行っています。気候変動を緩和し、貴重な天然資源を守り、人々の健康を改善するため、1週間のうち少なくとも1日は肉を食べない日を作ろう、というキャンペーンです。「Teen Cancer America」は癌を患う十代の若者たちのために英国で20年以上にわたって慈善活動を続けているロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼンドによって2012年に設立されました。この基金は、病院や医療プロフェッショナル達の中で小児と成人の腫瘍診療のギャップを埋める助けとなり、病院や外来治療施設において十代の若者専用の病棟を作るための教育やサポートも行っています。
「Shure SM58は長年にわたって僕の声を世界中の何百万人という人々に届けてくれているマイクです。毎日世界中であらゆる人々の声を乗せてこのマイクは活躍しているのです。」とポールは語っています。「Shureの50周年記念SM58限定版に関われて嬉しいですよ。それに私たち家族にとって大切な慈善活動にも同時に貢献できたのは、とても素晴らしいことです。お互いに今後もがんばっていきましょう。」
ロジャー・ダルトリーは「SM58 50周年記念限定版を祝うにあたって、これまでに僕たちが達成してきたことを振り返るのと同時に、音楽の力、他者を支えようという心の力によって今後何ができるのかを考えることはとても大切なことです。ShureとSM58は僕のキャリアにおいてとても大きな役割を果たしてきました。そして僕たち自身はこれまで十代の若者の癌治療を支える活動に多数関わってきました。ですからこの偉大なマイルストーンを記念して共にオークションに参加することは僕たちにとってとても自然な流れなのです。」と語っています。
オークションの詳細はhttp://www.shure.com/auctionをご覧ください。

■Meat Free Mondayとは

2009年にポール、メアリー、ステラ・マッカートニー親娘により設立されたMeat Free Monday (ミートフリーマンデー、’肉を食べない月曜日’)は、一週間に一日だけ肉を食べない日を設けることが環境フットプリントの削減と自身の健康改善につながるというメッセージを人々に届けています。

その設立以来、キャンペーンの実績は次の通りです。

  • 欧州議会に出席、肉食を控えることの重要性についてスピーチ。2009年12月、気候変動に関する政府間パネルのラジェンドラ・パチャウリ議長その他とともに、ポールは「Global Warming and Food Policy: Less Meat = Less Heat(地球温暖化と食糧政策:肉を減らして熱を下げる)」という題目で欧州議会の公聴会でスピーチを行いました。
  • 312種類のレシピ、42人のシェフ、俳優、ファッションデザイナーらのセレブリティからの寄稿を含めた「The Meat Free Monday Cookbook」を出版。朝食、お弁当、ランチ、サイドディッシュ、夕食、デザートに至るまで、1年間の各月曜日にお勧めの季節ごとのメニューを紹介しています。
  • 学校および大学にも普及。英国内でおよそ1,000校の学校施設と数々の大学が「肉を食べない月曜日」活動に参加。米国、ベルギー、ドイツ、フィンランド、ブラジル、南アフリカ、台湾など世界中で週に一度「肉を食べない日」を実施する教育機関が拡大しています。
  • Puma(スポーツウェアメーカー)、Ocado(オンラインスーパー)、Pieminister(英国のパイ製造企業およびレストランチェーン)、Feng Sushi(ロンドンのレストランチェーン)、Ecotricity(再生可能エネルギー企業)、Louis Hotels(欧州のホテルチェーン)、Malmö Aviation(スウェーデンの航空会社)など、企業からの支援も獲得しています。

■Teen Cancer Americaとは

英国で大きく発展し成功を遂げている若者向けの癌患者支援プログラム「Teenage Cancer Trust」に続き、「Teen Cancer America」は米国の病院および医療プロフェッショナルの中で小児と成人の腫瘍診断の間にあるギャップを埋めるための活動を進めています。「Teen Cancer America」は特に13~25歳の若者向けの特別治療病棟の進歩に向けて病院および外来治療施設へ教育と支援を行っています。これらの施設は、癌患者の経験が理解され、癌と共に生きることの重要性を養う場所となります。Teen Cancer Americaは若い癌患者に必要な治療やサポートを生み出すため、小児および成人腫瘍治療に関わる医師や医療プロフェッショナルとの連携も進めています。

■eBay for Charityとは

eBay for CharityはeBayコミュニティのメンバーが米国および海外の慈善活動に寄付を行えるプラットフォームです。売り手は売り上げの10~100%を寄付することが可能で、買い手は購入時に寄付金を追加することができます。現在までに、7億2千500万ドル以上がeBay for Charityを通して慈善活動に寄付されています。