Shure、Microflex Completeカンファレンスシステムを公開

2017年6月14日

 

業務用音響機器の分野でその圧倒的なサウンドと性能に対する高い信頼性から、世界中の音楽家や音楽愛好家に選ばれ、90年以上の実績を持つShure Incorporatedは2017年6月14日(現地時間)、オーランドで開催のInfoComm 2017において、カンファレンスおよび会議用の新しい統合型オーディオシステムMicroflex Completeを公開しました。Microflex Completeにはワイヤードとワイヤレスのシステム構成があり、同室内の会議参加者だけでなく遠隔の参加者にも自然で明瞭な音質を提供し、また、会議の生産性をさらに向上させる先進的ツールを備えています。

Microflex Completeシステムは、モダンな会議スペースから歴史的建造物まで、あらゆる室内デザインに容易に統合させることができる机上型および埋め込み型会議ユニットを各種取り揃えています。各会議ユニットはマイクロホン、スピーカー、および操作部を備えており、コンパクトながら完全な音響システムをユーザーの近くに配置することで、あらゆる大きさの部屋においても優れた明瞭度が得られます。また、カラータッチスクリーンを装備したモデルでは、わかりやすい操作や会議情報表示を提供します。

自動あるいは手動操作からのマイクロホン・アクティベーション・モードの選択により、システムを形式張らないミーティングにも、アジェンダに基づく会議進行に合わせることも可能です。オプションのSW6000ソフトウェアを使用すれば、参加者のID確認、アジェンダ管理、電子投票/採決など、参加者数が数百人に及ぶ会議でも効率的な運営を実現する高度な機能が追加されます。

Microflex Complete Wirelessシステムは、テーブル配置が決められていない会議室や、調度品への穴あけができない歴史的建造物における、ケーブルの引き回しの難しさを解決します。また、自動干渉検出・回避機能によって信号の途切れのない信頼性の高い通信を実現するほか、強力なAES-128音声暗号化機能によって会議内容の秘匿性を守ります。各ワイヤレスカンファレンスユニットの電源にはスマートリチウムイオン充電池を採用しているため、時・分単位での充電の残時間を離れた場所から確認することが可能です。

Shureのシニア・プロダクト・マネージャーのBill Oakley(ビル・オークリー)は次のように述べています。「Microflex Completeは非生産的な会議をなくします。優れた音質と生産性向上ツールを兼ね備え、電子投票/採決、アジェンダ管理、発言者識別、通訳のサポートにより、参加者が20人であろうと2,000人であろうと効率的に意思決定することができます。さらに、ワイヤレスの利便性により、施設内または特別な施設外イベントにおけるセットアップ時間を大幅に短縮します。Microflex Completeは、ワイヤード、ワイヤレスにかかわらず、役員会、議会、または教育機関に適したスマートなソリューションです。」

Microflex Completeの詳細は、InfoComm 2017のShureブース#5845まで。