ヤマハがCL/QLシリーズコンソールによるULX-D®デジタルワイヤレスシステムのコントロールおよびモニタリング機能を発表

2016年4月4日

 

ヤマハプロオーディオShure Incorporatedは今日、Yamaha CL/QLシリーズコンソールによるShure ULX-D®デジタルワイヤレスシステム(Dante対応ULXD4Dデュアルチャンネルデジタルワイヤレス受信機およびULXD4Qクアッドチャンネルデジタルワイヤレス受信機)コントロールおよびモニタリング機能を発表しました。これによりユーザーの操作性が大幅に向上します。

24-bitのオーディオ明瞭性と効率的なRF性能を持つShureのULX-DデジタルワイヤレスシステムとヤマハのCL/QLシリーズコンソールのスムーズな統合により、拡声用途を取り扱う世界中のオーディオプロフェッショナルの手に直感的ツールが届けられることになります。新たに搭載されたコントロールパラメータには、バッテリーの寿命モニタリング、RF受信強度、アンテナステータス、周波数およびオーディオレベルの他、ゲイン、ミュート、チャンネル名割り当てのフルコントロールが含まれています。

ヤマハプロオーディオのビジネスユニットディレクターを務める平岡健氏は「マイクロホンの革新におけるリーダー企業であるShureとの継続的なコラボレーションを通して、ヤマハCL/QLシリーズコンソールとShure ULX-Dデジタルワイヤレスシステムのスムーズな統合が実現し、これまで以上に操作効率性と便利性を向上させることができました。Shureとヤマハは両社とも、それぞれの分野における革新を今後も追求していく所存です。」と述べています。

1925年の創立以来、Shureはその音質と信頼性により世界中のミュージシャンおよびオーディオ愛好家に選ばれ続けています。業界スタンダードとなったマイクロホンから始まり、ヘッドホンや最先端のワイヤレスギアまで、Shureはユーザーの求める音を忠実に再現し、ユーザーが彼らのメッセージやパフォーマンスに自信を持って集中できるよう「機器の問題」を解決し、常に革新的な製品を生み出し続けています。

この二社のコラボレーションは、ULX-D受信機のディスカバリー・パッチ・サポートがCLシリーズのV1.6更新に加えられた2013年6月から始まりました。その後、2015年4月にはTFシリーズコンソールが多数のマイクロホンおよび楽器用に最適化されたQuickPro Presets™搭載で発表され、これにShureのマイクロホン用のプリセットも含まれました。今回の発表はShure/ヤマハコラボレーションの第三段階を表すもので、V4.0ファームウェア更新において、ヤマハCL/QLシリーズコンソールタッチパネルから直接Shure ULXD4DおよびULXD4Q受信機のコントロールとモニタリングが可能になります。

ShureのワイヤレスシステムのカテゴリーディレクターであるNick Wood(ニック・ウッド)は「この統合は、ULX-Dユーザーがマイクロホンゲイン設定をミキシングポジションから最適化し、ワイヤレスシステムのステータスをコンソールインターフェースから確実にモニタリングできることを意味しています。これはワイヤレスコントロールの進化にとって、そしてShureとヤマハのコラボレーションにとって非常に重要なステップです。」と語っています。

V4.0ファームウェア更新は2016年4月27日に発表されています。
ヤマハCL/QLシリーズコンソールの詳細はhttp://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/をご覧ください。
ShureのULX-Dデジタルワイヤレスシステムおよび製品ポートフォリオについての詳細はwww.shure.co.jpをご覧ください。

【Shure ULX-DとYamaha CL/QLの連携に関して】

機器の接続が上手くいかない場合は以下の点をご確認の上必要に応じて設定を変更してください。

ULXD側のファームウェアが1.6.6以降で、CL/QL側のファームウェアが4.0以降であることを確認してください。 ULXD側のDante コンフィギュレーションがSWITCHEDモード以外(SPLIT modeもしくはREDUNDANT mode)になっていることを確認してください(SWITCHED modeでは正しく動作いたしません)。 ULXD側のIPアドレスセッティングがAutoになっているか、マニュアルで設定する場合は169.254.xxx.xxxのタイプのアドレスに設定してください。